自己開示

 高齢者の方は、よく病気の会話をします。 「あそこが痛い」等、寄り集まれば、必ずといっていいほど病気の話になります。  そして、病気があることを嘆くというよりは、むしろ楽しそうに語り合っているように思えます。 これは、いったいなぜでしょうか。  この答えは、「自己開示」にあると言えます。 自己開示とは、自身に関する個人的なことを相手に話すことです。 自己開示をすると、人は親密になります。  また、自己開示には返報性があります。 そのため、相手から自己開示された人は、自身も自己開示しないと、相手に悪いような気になります。  たとえば、仕事の取引先の人が、あなたに向かって「私は野球が好きです。」と言ったとします。 すると、あなたは、いつ会っても仕事の話しかしない人よりも、親近感を覚えるのではないでしょか。  そして、「私も実はそうなんです。」等と、自身の個人的な思いを相手に話すのではないでしょうか。 これが、自己開示と返報性です。  思い返すと、友人との会話等にも、自己開示と返報性が該当します。