夏目漱石の前期三部作の1つ『それから』に自然の摂理に従うというキーワードがでてきます。
主人公は親友と同じ女性を好きになってしまいました。
1度は親友のために女性との愛を諦めた主人公。しかし、この行いは自然の摂理に反することだと思い、自らの気持ちを女性に伝えます。
自らの思いを犠牲にするということは、自然という大きな摂理に反することであると主人公は気づき、行動に移します。
ある時点からの漱石の作品には、自然の摂理がキーワードのようになっています。
選択に迷った時、自然の摂理に従うという考え方も1つなのではないでしょうか。