介護保険の要介護度を決定するにあたり、認定調査を受ける必要があります。
そして、私自身その認定調査を仕事の1つにしています。
その認定調査の項目の1つに歩行があります。
歩行は継続して5m何も掴まらずに歩けることができれば、「できる」何かにつかまったり杖を使用することで5m歩くことができれば「つかまればできる」
5m歩くことができなければ「できない」を選択します。
ある人の家でこの項目を調査するために「歩くことができますか?」と私が質問しました。
すると、その方は歩き出しました。しかし、居室を出て中々帰ってきません。
「おかしいな?」と思い見ると、そのままトイレに入っていました。
トイレから出てくると、何事もなかったかのように「歩けるよ。」と言い、座りました。
このように高齢者の言動は予想がつかないことがよくあります。