言葉の発達と人間の発達
人間、ホモサピエンスが世界を征服することができた要件の1つに言葉の発達があります。
ただ、言葉を持つのは人間だけではありません。
猿も象もイルカも言葉をもちます。蟻等の昆虫も独自の意思疎通を図っています。
アフリカにいる猿は、「鷲がきたぞ。」という鳴き声と「ライオンがきたぞ。」という鳴き声を使い分けています。
この鳴き声を録音し、別の群れに流すと、別の群れもその声を理解し、「ライオンがきたぞ。」という鳴き声の時には木に登ります。
これが人間であれば、「川の近くにシマウマを狙っているライオンがいたけど、1匹だけだから大丈夫そうだ。」というように文章を作ることができます。
他の動物には、この文章力はありません。
文章力を持つことができると、人は噂話ができるようになります。
噂話により、人は集団で生活することができるようになりました。
集団においてそれぞれの人が親密な関係を構築することは困難です。
「あの人はすごい。」「あの人は怖い。」という噂話により、リーダーとなる人は威厳を保つことができるようになりました。
噂話により、人は集団として縦社会を構築することができるようになりました。
これは、現在も変わりません。
言葉の発達とともに、人は集団という社会を構築することができるようになりました。