誰もが、誰かの人生においては脇役であるが、自分の人生においては主役である

 「昔からよく言われましたよ。その個性じゃスーパーヒーローになれないって。脇役の個性だって。」

 「物間ーこの作戦は、誰が欠けても成り立たない。脇役なんていない。これまでも、これからも、おまえが主役だ。」

 『僕のヒーローアカデミア』物間とブラドキングの言葉です。

 

 結果を出せるチームを作ろうと考えた時、どちらのチームが結果を出せると思うでしょうか?

   A:個人の能力が極めて高い人だけを集めてチームを作る

   B:個人の能力が極めて高い人と、その下のレベルの能力の人を集めてチームを作る

 一般的に私達は、Aのようにメンバーを構成する事が、結果を出すチームを作る為に必要であると考えます。

 

 しかし、サッカーの代表チームを調査した結果、Bのチームの方がチームのパフォーマンスが高くなる事が証明されました。

 ある割合までは、個人の能力が極めて高い選手が増える程、チームのパフォーマンスは上昇します。

 ただ、個人の能力が極めて高い選手のみがチームの80%を超えてくると、チームのパフォーマンスは低下していったのです。

 同様の調査をNBAのチームにも実施しましたが、その結果は同じでした。

 

 確かに振り返れば、1998年初めて日本がワールドカップに出場した時の小島、2010年ワールドカップを優勝したスペインのレイナ等、個人の能力以上に、メンバー同士の関係性の為に存在している選手がいるチームが偉業を成し遂げている事に気付きます。

 能力が高い選手を集めさえすれば、強いチームが出来上がるというのは幻想です。

 メンバー同士がどのような関係性にあるのかが、個々の能力と同じくらい、チームのパフォーマンスの為に重要となります。

 

 そして、誰もが、誰かの人生においては脇役であるが、自分の人生においては主役なのです。