「誰にだってチャンスを与えるべきよ。スタイルの良い人間だけが見た目で褒められるなんて不公平よ。」
「‥ママの言ってること滅茶苦茶だよ‥可愛くてスタイルの良いあの隊員が他の人に配慮しないといけないなら、あらゆる優れた人が他人に配慮しなければいけないんじゃないの?ママは灰島のエリート研究員で、他の人より頭が良くて優れてるんでしょ。でも、もし研究員になりたくてもなれない頭が良くない人がいたら、ママもその人に研究員の席を譲るべきってことだよね?」
「スポーツだって下手くそをレギュラーにしなきゃいけないし、大学も馬鹿を入学させないといけない。音楽は‥見た目だけの下手くそがいっぱいいるけど‥」
「ママは努力して頭が良くなったの。生まれつき見た目が良い人とは違う。頑張って努力したから今があるの。一緒じゃないの。」
「頭の良し悪しも才能だよ。世の中勉強の仕方もわからない頭の人たちがごまんといる。そうじゃなかったママは、生まれつき頭がいいんだよ‥そのおかげで僕も学年トップの成績だし。それにあの女性隊員の引き締まった身体は美しいよ。あの身体の美しさは毎日のトレーニング‥努力の賜物だよ。」
「いくらそうやって他人を攻撃して抑制を強要しても、自分自身が変わらなきゃ自分の性的不満は解消できないよ。」
「もしかしてママって物事をよく考えずに、ただその場の情報に流動するだけのモブなんじゃないの?」
『炎炎ノ消防隊』ママとタツト君の会話です。
世の中には、色んな人がいます。
男性も、女性もいれば、全ての男女は性的にスペクトラムでもあります。
人種の違い、職業の違い、社会的地位の違い、頭の良さの違い、スポーツが出来る出来ないの違い等、世の中には色んな人がいます。
ただ、能力が劣る人に対して「立場が弱い人だから、守らなければいけない。」と保護する事は、最終的に平等ではなくなると思います。
特定のカテゴリーの人への保護をする事で、多数派(マジョリティー)の人達に不公平をもたらすという結果に陥ります。
トランプがアメリカを分断したと言われますが、実態は異なります。
アメリカでは「白人は恵まれている。」という考えの下、少数派(マイノリティー)の権利が増えていきました。
その結果、白人男性達が仕事で充分な収入を得る事が困難となり、生活が苦しくなっていきました。
先進国は、どの国も平均寿命が延びていますが、アメリカの白人労働者だけは平均寿命が短くなっています。
生活苦により、自殺をしたり、ドラッグやアルコールに手を出し、平均寿命が短くなっている事が推測出来ます。
アメリカの分断の一因は、皮肉にも公平の名のもとに行われた少数派(マイノリティー)の保護でした。
誰もが、何かの分野においては少数派(マイノリティー)であり、何かの分野においては多数派(マジョリティー)です。
支援をする事は大切ですが、行き過ぎた支援がさらなる不公平を生み出す事は、昨今の世の中を見ていれば明らかです。