誰も知らないあなたの顔

 ある日私が「国会という組織を見直し、異なる仕組みにした方がいいのでは?」と話をしたら「あなたは、民主主義を否定するのか。」と怒鳴られた事がありました。

 その相手は、開放性と情緒安定性が低い人であると現在となっては分析する事が出来ますが、その時には驚くとともに、議論は人を選ばねばいけないと強く感じました。

 意見が異なる事は、その人の人格を否定している訳ではないという議論の基本を理解出来ず、意見が異なるだけで自らの人格が否定されていると勘違いする人は、感情的になるので注意が必要です。

 私は、現在でも台本が用意された言葉を朗読し、ほとんどの人が黙って聞いているだけや寝ているだけの国会のシステムは、変えた方がいいと思っています。

 会議が意味のないものであるという事がようやく社会に定着し始めましたが、話し合いとは馴れ合いを指します。

 私は、国会の仕組みを法案をデータと照らし、そのデータの相関性が高い、もしくは相関性がやや低くともお金等を回収出来る可能性が高いのであれば採用するという仕組みにしたらどうかと考えています。

 

 サイマスティックスキャンにより読み取った人の生体力場を解析し「サイコパス」として数値化、それを基に精神の健康状態を測定、さらに個人の能力を最大限生かした職業適性を示し、人々が最適で充実した人生を送れるように支援を行う包括的生涯福祉支援システム。

 『PSYCHOPASS』で描かれる社会で採用されているシビュラシステムの説明です。

 このシビュラシステムにより、犯罪を犯す可能性の高い人にはケアを提供し、個人にはその人に最も適した職業を紹介します。

 個々人の僅かながらの経験と、同じような経験しかしていない少数の大人の意見という非常に偏りのある中で、職業を決定する現代よりも、シビュラシステムの方が余程幸福な職業選択が出来ると思われます。

 また、口には出しませんが、高いお金を払ってまで、都心に住んだり、新幹線でグリーン車を選択したりするのも、不快な人に会わないようにする為です。

 シビュラシステムにより、そのような人を抽出し、ケアを行う事は、犯罪を事前に防ぐ事にも繋がります。

 

 「僕はね、人は自らの意思に基づいて行動した時のみ、価値を持つと思っている。だから、様々な人間に、秘めたる意思を問いただし、その行いを観察してきた。」

 もちろん、槙島のように、何もかもシビュラシステムの言いなりになる社会に、問いを立てる人の存在も大歓迎です。

 

 現代の社会システムに疑問を感じている人には『PSYCHOPASS』を観る事をお勧めします。