負けは弱さの証明ですか?

 私は、主人公がしっかり負ける漫画やアニメが好きです。  主人公や主人公のチームが勝ち過ぎると、少しがっかりします。  『ONEPIECE』や『ハイキュー』等も主人公や主人公のチームが勝と過ぎているような気がしています。  なぜ、主人公や主人公のチームがしっかり負けることが大切かというと、負けた場面こそ、学ぶことが多いからです。  そして、負けをともに経験することで、愛情や愛着が生まれます。  どのように、負けと向き合うことができるかにその人の未来がかかっています。  仕事をしているとはっきりとした勝敗はわかりにくいですが、小さな失敗等、負けが続きます。  負けとどのように向き合い、改善していくかこそが仕事であると思います。  そして、その勝負の場面がその人の全てではないことを学ぶことも大切です。  私は、高校時代自分が思うように活躍できなかった試合の翌日は、不機嫌でした。  友人は活躍できなくでも、試合に負けても、いつもと変わらず、学校生活を送っていました。  当時の私は、このの熱量の違いにがっかりしていました。  しかし、現在振り返れば、友人の行動も正解のような気がします。  高校生にとって、部活は生活の一部であり、現在は通過点です。  その後の長い人生の方が大切です。  もちろん、熱量を出し、スポーツ等に取り組む経験は大切です。  それでも、部活をやっている自分は、多くの自分の中の1つでしかないと学ぶことも必要です。  負けに向き合わなければ弱さの証明となりますが、負けと向き合い立ち上がれば負けは弱さの証明ではなくなります。