「命は、道を探すと言っているだけさ。」
『ジュラシックパーク』マルコムの言葉です。
♦鳥は、恐竜そのものである
昨日「サンシャイン水族館」に、行ってきました。
「サンシャイン水族館」も物価高騰の影響を受け、1年に2回行けば元が取れた年パスを、1年に5回行かないと元が取れないものに変え、販売をしています。
☆「彼女、お借りします」
★「アオのハコ」

漫画・アニメにおいても、よく使われるサンシャイン水族館。
年パスは、プレミアムでは13,000円程して高価ですが、自然を眺める事は、心に、とても良い効果をもたらす為、池袋によく行く人達は、購入してみるのも1つではないでしょうか?
♦ペリカンは、飛んでいかないのか?
「サンシャイン水族館」に行き、いつも思う事があります。
それは、放し飼いのような状態のペリカンは、飛んでいかないのかという、疑問です。
元来、ペリカンは、飛ぶ事が得意な鳥です。
「風切羽」という黒い部分の羽を、定期的に切る事で、ペリカンは飛べなくなるそうです。
これにより、ペリカンが、池袋上空を飛ぶ事を、防いでいるようです。
そして、ペリカンを観察していると「恐竜に似ている」と、いつも感じます。
☆19世紀後半
「鳥の祖先は、獣脚類(じゅうきゃくるい)の恐竜である。」と一部の研究者は、考えていました。
しかし、19世紀後半に発見されていた恐竜には、鳥にみられる「叉骨(さこつ)」という骨がなかった事から、上記の主張は、否定されてきました。
★20世紀後半
獣脚類の恐竜からも「叉骨」が見つかる。
これにより「鳥は、獣脚類から進化した」という説が、肯定されるようになってきました。
☆21世紀前半
羽毛や翼を持つ獣脚類が、続々と発見される。
これにより「鳥は、獣脚類から進化した」という説が、広く支持されるようになってきました。

①卵を産み、抱卵(ほうらん)する
②前足の3本指
③翼になった前足
④羽毛で覆われた体
①鳥は、卵を産み、殆どの場合で、抱いて温めて、雛(ひな)を孵化させます。
恐竜も、卵を産みます。
一部の恐竜は、抱卵する事が、発見されています。
②鳥も、恐竜も、前足は、3本指です。
前足は、親指・人さし指・中指の3本指です。
③鳥の前足は、翼になっています。
翼に隠れて見えませんが、3本の指があります。
一部の獣脚類は、前足に翼があった事が、発見されています。
④鳥の体は、後ろ足以外は、羽毛で覆われています。
進化した獣脚類は、体を羽毛で覆われていました。
プシッタコサウルス等、一部の植物恐竜にも、羽毛があった事が、発見されています。
♦鳥は、恐竜から進化した事は勿論、恐竜そのものである
上記のような特徴は、恐竜が先に獲得し、鳥に受け継がれていったものである事が、わかってきました。
これらの証拠を踏まえると、鳥は恐竜から進化した事は勿論、恐竜そのものであると考える事が妥当であると、現在は考えられています。
ニワトリ・ハト・カラス等の私達にとっても身近な鳥は、分類上は「恐竜」です。
学術的には、鳥と「恐竜」を明確に区別する為「恐竜」の事を「非鳥類型恐竜」と呼ぶ事が、一般的になっています。
現在の「恐竜学」は、鳥を研究対象とする事が、当たり前になっています。
現在の鳥に見られる特徴が「恐竜」にも、みられる可能性が、とても高い為です。
私は、子どもの時『ジュラシックパーク』のエンディングに、鳥が出てくる事が、不思議でした。
その疑問が、数年、否、数十年経って、解明されてきています。
映画を観る事も、ユニバーサルスタジオに行く事も、水族館に行く事も、全て勉強に繋がります。