退屈してたの。それに気づくのに15年かかった。無よりも失敗を選ぶわ

 「チョッパー‥一つ覚えとけ。女のウソは、許すのが男だ。」

 「‥あの時の君の目は‥真実を語っていた‥たとえ100万人が君を責めても‥おれは女の涙を疑わねェっ」

 

 「わかった。わかった。どんな時でも腹はへる。どんな敵でも腹はへる。さあ食え。食いてえ奴にゃ食わせてやる。」

 『ONEPIECE』サンジの言葉です。

 

 3月2日は、サンジの誕生日でした。

 小学生の頃からサンジを見続けている為、かれこれサンジとは20年以上の付き合いになります。

 サンジの魅力は、ぶれない信念にあると思います。

 1つは女性を第一に考えるという紳士としての信念、2つはどんな敵でも腹が減っていたら食事を与えるという料理人としての信念です。

 この信念がある為、普段ふざけていていればいる程、そのギャップに読者は心打たれてしまいます。

 

 大きな会議やプレゼンテーションを前にすると、早く終わってほしいと思う人が多いと思います。

 多くの人は、失敗に対する不安や責任を果たす事が出来ない恐れを、その場に立つ事を避けたり、早々にその場から退散したり、おざなりな対処でやり過ごそうとします。

 正面から挑まなければ、批判される事も、傷つく事も、失敗する事もないからです。

 

 会議等では、誰かが話をしている時、隣の人と別の話をしている人が必ずいます。

 そのような人は、身体がそこにあっても、意識はそこにない状態にあります。

 その場に座り、表面だけ参加者の役を装い、批判だけをし、面倒な事は他人に押し付けているのです。

 自分の考えを述べるリスクを取りたくないので、批判だけをします。自分の考えを述べると、その責任を負う事になり、失敗するリスクも高くなるからです。

 少なくとも、表面だけ参加者の役を装っておけば、失敗のリスクはありません。

 そのような人に限って、自分に甘く、他人に厳しい人が多い印象があります。

 

 立場を持った時、成長しようと決めた時等、そこには何か核となる信念が必要となります。

 そして、その信念は、逃げないで失敗を恐れず、正面から挑む事が出来る人が言うからこそ、信念となります。