私が数学者や物理学者に発見してほしい事の1つに運の方程式の解明があります。
私の経験や知識等から、運は混雑を嫌う事や運は執着を手放した時に舞い降りる、もちろん「チャンスはそれに備えた者に微笑むのだ。」キュリーの言葉通り、準備をした所にしか運は舞い降りませんが‥。
今年アニメ化をし『ハイキュー』に続く本格スポーツ漫画として期待される『ブルーロック』が運の方程式を説明しています。
「教えてやろう。フットボールの世界における運のカラクリについて。」
「なんだよ‥それ‥あるわけないだろ、そんなの‥偶然以外の何者でもないハズだろ。」
「あぁ敗れ去る凡人は、足りない脳ミソでそう都合よく解釈して事実をねじ曲げる。」
「黙って聞け。まずは1つ問う‥お前らはハトにフンを落とされたことはあるか?アレって最悪だよね。で後になって気付くんだ。足元にはフンがいっぱい落ちててさ。見上げたら電線にいっぱいハトがいたって͡コトに。でも先に気付いてれば避けられたこの事象を果たして運が悪かったと言えるか?」
「運はどこにでも存在する物じゃなく、落ちる場所にいる者にしか舞い降りないという話だ。それは戦場(フィールド)の上でも同じこと。フットボールは90分間に起こる必然と偶然の連続だと考えろ。シュート・ドリブル・パスの精度を上げ、作戦やフォーメーションを駆使するのは、ゴールという必然を起こすための計画的行動だ。思い出せ‥0から1を生み、再現性を高め、己の武器の方程式を持つ。青い監獄(ブルーロック)でお前らが学んできた͡コトは全てゴールの必然率を高める訓練と言えるだろう。」
「だが敵と味方の必然の行動がブツかり合う時‥望まずとも偶然は発生し、それが運の震源地となる。」
「この最後の場面(シーン)がこれだ。自分へのパスはないと判断した凛は、ブロックに入る潔の動きを瞬時に捉え、シュートが弾かれるという偶然の発生に懸けて走り続けたんだ。」
「ボールがそこに落ちてきたのはたまたまだろ。弾いたボールは誰のところにも落ちる可能性はあったじゃん。」
「そうだよ。でもそれはマイボールになるっていう可能性でしょ?ストライカーにとって、それはハズレくじだー仮に凛があの時周りと同じように減速していたとしよう。たしかにそこにもボールは飛んできたかもしれない。でもその位置でボールを手に入れたとしても、そこには敵のディフェンスが1アクションで届いてしまう。トラップしてシュートまでの時間を逆算すると、ゴールに直結する位置じゃない。そこにハトのフンは落ちてこない。だから凛は加速した。運が降ってきたときに1アクションでゴールを狙える位置にー己の能力を発揮してアタリが引ける場所で、ただひとり運を待ったんだ。」
『ブルーロック』青い監獄責任者であり青い監獄11監督である絵心の運の解説です。
小学校3年生の時「何かボールが来る場所がわかっているみたい。」と言われた事があります。
当時の私に、絵心のように運の説明をする事は出来ませんでしたが、その理論を感覚で理解していたのだと思います。
絵心の運の解説は、フットボールだけではなく、私達の仕事や生活にも役立つ方法論ではないでしょうか。