選手と監督との巡り合わせ

 高校時代、部活の教員に練習の意図やシステムの意図を質問しても、話を誤魔化されてしまいました。

 選手は、監督との巡り合わせにより、成功と評価される事もあれば、失敗と評価されてしまう事もあります。

 ユベントスVSローマ戦において、攻守において、最もチームに貢献していたのはペドロでした。

 ペドロは、バルサ、チェルシーと長年に渡りビッククラブに在籍してたものの、主力として活躍することは叶いませんでした。

 私は、ペドロが出ている試合はほぼ観てきましたが、ペドロがチームに貢献していない試合は、ほとんどありませんでした。

 しかし、監督との巡り合わせにより、その試合でチームに貢献しても、次の試合に先発することは、ほとんどありませんでした。

 左右の足を同じように扱うことが出来、ボールがあってもなくてもチームに貢献出来る上に、攻守においてもチームに貢献出来る選手は、私は、ペドロしか知りません。

 私の大好きなマタも、監督との巡り合わせにより、苦渋を味わい続けている選手です。

 ユナイテッドの監督は、何を考えているのかスピード重視の同じようなタイプの選手ばかり起用したがります。フットボールの醍醐味の1つは、異なるタイプの選手が化学反応を起こすことにあります。

 昨シーズンのヨーロッパリーグ、一昨シーズンのユベントス戦、スタンフォードブリッジでのチェルシー戦等、マタの活躍により、勝利を掴んだ試合も複数あります。

 チェルシー時代袂を分けたモウリーニョが、ユナイテッドの監督に就任したことをきっかけに、マタは、ボールがなくてもチームに貢献することが出来るようにプレイスタイルを拡げました。

 しかし、そのような変化も、フットボールを深く追求するような監督しか気づかないことが悲しい現実です。

 選手が成功する必要条件に、監督との巡り合わせが挙げられます。