閉ざされた空間

 「誰でも入れるようなオープンな空間がいい。」とよく言われます。果たして、本当にそうでしょうか。

 たしかに、誰でも入れるようなオープンな空間であることによるメリットはあります。しかし、デメリットもあります。たとえば、Twitterは人を貶すことが目的となっている部分があります。そのような人を相手にしていては、建設的な話し合いも、目的達成の為の行動も困難となります。ジョブズがガレージでパソコン制作に取り組んでいる時、老害のような大人がいては、きっとAppleは生まれなかったでしょう。もちろん、学校や病院等の公共機関は、閉ざされた空間が問題となっている為、開かれた空間とすべきでしょう。

 自分を支持してくれる人とだけの閉ざされた空間の方が、いいのではないかと感じることもあります。そこでは、人を貶すことが目的の人もおらず、皆が顔の見える関係を構築することができます。

 開かれた空間が支持されて久しいですが、今後、閉ざされた空間が支持される時代となるかもしれません。