開放性

 開放性が高い人は、「知的」「芸術的」「感受性が高い」「革新的」等と周囲からみられます。

 反対に開放性が低い人は、「保守的」「安定志向」等と周囲からみられます。

 また、開放性が高い人は、世界を複雑なものとして捉えています。

 これに対し、開放性が低い人は、新しい挑戦に抵抗を感じ、いつも通りの行動を好み、世界は変わらないものであると捉えています。そもそも、開放性が低い人は、世界をどのように捉えるか等という考え自体を持たない事が多いです。

 開放性が高い人は、情緒安定性が低い人同様、不安や抑うつ、敵意等のネガティブな感情を多く経験します。

 しかし、情緒安定性が低い人とは異なり、喜びや驚き等のポジティブな感情も、多く経験します。

 特に、美しいものに触れた時に鳥肌が立ったり、涙を流すことが多い等の特徴もあります。

 幸福度との関連性については、開放性はこれまでの特性とは性質が異なります。

 開放性はポジティブな感情とネガティブな感情のどちらにも結びつきます。

 開放性が高い人は、幸福について、他の特性を持つ人と比較し、複雑な感情を持ち合わせています。

 開放性の高い人は、人よりも悲しみ、人よりも喜ぶことが出来る、感情豊かな人です。さらに、その感情豊かさを原動力とし、革新的な言動をすることが出来ます。

 社会を変えるような発言をする開放性が高い人は、多くの開放性が低い人達から非難されます。開放性の低い人は、これまでの変わらない毎日を好むからです。

 しかし、開放性の高い人の意見を聞き入れ、取り組むことで、未来を作ることが出来るのではないかと感じます。