東京23区の高齢化率1位は、北区24%です。
2位は、台東区23.6%です。
数字上では、両者にほとんど差がないように見えます。
しかし、両者の数字の中身には、大きな違いがあります。
その中身とは、65歳以上の高齢者で働いている人の割合(高齢者就業率)です。
高齢者就業率において、台東区は23区中2位の42.8%です。
これに対し、北区は23区最低の24%です。
高齢になっても、仕事をすることで、社会に直接関与できます。
生きがいとなり、健康に対しても、大きな効果を及ぼします。
一方で、第一線から退き、リタイア生活に入ると、途端に老け込んでしまうことが多いのは周知の通りです。
高齢者が住みやすい町を目指すのであれば、介護・医療へ注目しがちですが、仕事にも焦点を充てることが必要だと感じます。