高齢者と地域生活

 先日カフェで過ごしていた時、隣に座っていた高齢者が席を立ちあがった後、ふと見ると椅子が濡れていました。
そして、立ち上がると同時に尿失禁の臭いが辺りをたちこめてきました。
 私や近隣の席の人は、思わず席を立ち、その周辺から離れたり、お店を後にしました。
しばらくするとその高齢者がトイレから戻ってきました。
 すると、新聞を椅子の上に敷き、普通に電話をしたり、手帳を見たりして過ごしていました。
尿失禁の臭いはずっと漂っていました。
 新聞を敷く行為をしたところからみると、高齢者は自身が尿失禁をしていることは認識しているように思います。
それなのになぜ帰宅も着替えもせずに、その場に居座り続けるという考えがなぜ生まれるのでしょうか。
 周りへの配慮やお店への配慮はないのでしょうか。
私自身、そのお店のイメージは尿失禁になってしまい、そのお店からは足が遠のいてしまいます。
 失敗は仕方ありませんが、その後の対応をきちんとできなければ社会生活をすることは困難です。
人に迷惑をかけるようになってしまいます。
 国や厚労省は、高齢者が地域で生活をすることを押していますが、その実態には上記のような現実があることも認識する必要があるのではないでしょうか。