コロナウイルスが、現在程真剣に捉えられていなかった2月や3月中旬まで、各メディアは、「不要な外出をする若者への批判」を繰り返していました。
現在は、若者の不要な外出は減少し、外出時にもマスクを着用している人がほとんどです。
その証拠に、池袋や渋谷等には、人が通常時の3分の1程しかいないような実感を持っています。
しかし、巣鴨を代表するような地元の商店街には、高齢者がいつも通り外出をしており、人の多さは通常時と変わりません。
仕事でも、買物でもないような高齢者が、たくさんいます。
しかも、高齢者はマスクをしていない人が、若者よりも、多いです。
さらに、仕事をしていない高齢者は、社会が不況になっても、年金の額が減ることはありません。
罹患した場合のリスクは高齢者の方が高いのでしょうが、経済的リスクを高齢者はほとんど抱えていません。
このことを、指摘するメディアはありません。
若者は批判しやすく、高齢者は批判しにくいのでしょうか。
実態をきちんと評価し、若者や高齢者等、年齢で区切ることなく、事実を伝えるべき部分も必要であると思われます。