…落語家になって、いろんな人に出会って、強い気持ちをぶつけられて、思ったんでしょ?おっ父と違うって…
…おっ父の仁と向き合って、分かっちゃったんでしょ?落語家・阿良川志ん太は、弱い人だった…
「ねぇ噺は、ともだちなんだよね?弱い人は、ともだちになれないの?落語家って強くなきゃいけないの?」
…今まで、おっ父の芸はスゴいって、憧れて追いかけて、その所為で見えなくなってた。おっ父の芸の本質。おっ父は、あの人達みたいに強くない…
…だからこそ、おっ父の語る人は、あたたかくて、やさしい…
…そうだ。私はーおっ父の弱さが、好きだったんだ…
『あかね噺』あかねの脳内言葉です。
『あかね噺』の、アニメ化が、発表されました。
ー2020年『ハイキュー』『鬼滅の刃』『約束のネバーランド』ー
ー2024年『僕のヒーローアカデミア』『呪術廻戦』ー
共に人生を歩んできた『JUMP』作品と、次々と別れを重ねる中、共に人生を歩き始めてくれた『JUMP』作品の1つが『あかね噺』です。
アクションも、ミステリーも、ラブコメもない作品が、落語という噺を武器として、どのような作品となるか、楽しみです。
「よく勉強してるな。」
…志ん太兄さん、違うんです。それしか出来ないんです…
…親の都合で転校が多くて、どうせ転校するし‥って、人付き合いが億劫で、本や勉強に逃げてきました…
…だから、大学にも居場所はなかった。僕より賢くて、何でも出来る人を目の当たりにして、惨めで情けなくて…
「お!!いい本読んでるね。知ってる?その本、落語がモデルなんだぜ。」
…あの時、落語と出会わなかったら、どうなっていたか…
…大学を辞めて、落語家になった今でも、人付き合いは苦手で、一回り下の妹弟子に心配されて、悩む弟弟子に声も掛けられず、外付けの自信に縋っています…
…変わりたくても、人はそう簡単に変われない。ならせめて、胸を張って言いたい。積み重ねた知識が、僕の武器だと…
『あかね噺』阿良川こぐまの回想です。
☆弱さも、武器になる
★弱さこそが、愛おしい
☆変わらなくても、その武器を磨き、勝負する
世界を救うようなヒーローも、世界を滅ぼようなヴィランも、登場しない『あかね噺』。
だからこそ、私達の仕事や家族、生活に、直接届くような言葉が多い事が、私が感じる魅力の1つです。
そして、落語を、良い声で聞きたい。
櫻井さんや、諏訪部さん、石田さんの声で、落語を聞いてみたいです。
ーカマヴィンガのボールタッチに憧れるー
『あかね噺』の作画担当の馬上さんの『JUMP』の最後のページに載っていたコメントです。
サッカー中継をBGM代わりに、作画をしている馬上さんの『JUMP』のコメントを、私は毎週楽しみにしています。
同じサッカーファンとしても『あかね噺』のアニメ化の成功を、願っています。
「朱音は、予定日より早く産まれたの。徹は、地方で仕事でさ、病院に着いたのは、あんたが産まれた次の日の夕方かな。」
「おぎゃあ、おぎゃあ。」
「そう。右腕で頭を支えるの。」
「なぁ‥真幸、この子の名前、朱音ってのはどうかな?」
「朱に染まる空を見て、思いついたって。あと朱って色は、魔除けとか、長寿の意味もあるんだと。そういう意味も込めてるってさ。」
「色々考えてんだね。」
「当たり前でしょ。テキトーに、子どもの名前つける親なんていないよ。」
『あかね噺』朱音の母の言葉と、母と父の会話、そして、母と朱音の会話です。
赤は、日の出の明るくなる様を意味する「明かし(あかし)」が語源です。
「大」と「火」を組み合わせて出来た漢字の「赤」は、大きく燃え上がる火の色を表しています。
赤にも、様々な種類の赤があります。
「朱色(しゅいろ)」「紅色(べにいろ)」「茜色(あかねいろ)」「ルビーレッド」「スカーレット」「チェリー」「ローズ」等、知っている、若しくは、聞いた事がある赤だけでも、これだけの種類があります。
「朱色」は、古代の日本や中国にいて、数ある赤の中でも最上の色とされてきました。
「朱色」は、硫化水銀が原料の黄みを帯びた赤い顔料の色です。
色名は、水銀と硫黄を加熱昇華させて作られた人造朱の銀朱が由来とされています。
神社の鳥居に「朱色」が多いのは、何故でしょうか?
「朱色」は、古代より、悪霊や災厄を払う力を持つと信じられてきた為です。
稲荷神社において「朱色」は、稲荷大神から給わる「豊穣」を意味します。
朱肉という言葉からも想像出来るように、印鑑にも「朱色」が使われます。
水銀から作られる「朱色」は、水に強く、年月が経っても、色が褪せにくいです。
中国が「宋」の時代、朱肉の原型となる印泥(いんでい)が使われるようになり、日本に伝わった奈良時代に押された印影は、いまだに鮮やかな「朱色」を留めています。
「茜色(あかねいろ)」は、藍とともに、人類最古の植物染料の1つで、茜の根により染色された、濃い赤です。
茜には、西洋茜とインド茜があり、日本には、中国を経て、インド茜が伝わりました。
茜は、暖色系の全ての色を染められる事より、日の光で暖かく色づく事を「茜さす」と形容します。
「あかねさす 紫野行き(むらさきのゆき) 標野行き(しめののゆき) 野守は見ずや 君が袖振る」
『万葉集』額田王(ぬかたのおおきみ)が詠んだ歌です。
紫草が咲く御料地で、あなたが私に袖を振るのを、野の番人が見ていますよ。という意味です。
当時は、袖を振る事は、恋心を現す事でした。
「出逢えた幻にさよならを 茜さす この空に 零れた弱さに手のひらを 一輪の徒花 そんなふうに願い叶え 痛みを知る」
『夏目友人帳』5期エンディング、Aimer『茜さす』の歌詞です。
『万葉集』にも負けない、茜を用いた素敵な歌詞が、現代にも存在しています。