「インターナショナル保育園=英語が話せるようになる」という理解は、表面的な理解です。
インターナショナル保育園の本質的な価値は、非認知能力が育ちやすい環境にあります。
※非認知能力:自己制御・自己肯定感・実行機能・やり抜く力・レジリエンス等、テストでは図る事の出来ない能力
非認知能力は「生きる力の基盤」となる力です。
特に、0~6歳の段階は、非認知能力の土台が形成される臨界期にあります。
※臨界期:ある刺激が与えられた時に、その効果が最もよく現れる限られた時期
「自分の力の上限をもう悟ったって言うのか??」
「技も身体も、何ひとつ出来上がっていないのに?」
「自分より優れた何かを持っている人間は、生まれた時点で自分とは違い、それを覆す事など、どんな努力・工夫・仲間をもってしても不可能だと嘆くのは、全ての正しい努力を尽くしてからで遅くない。」
『ハイキュー』及川徹と日向の物語です。
♦この子の中には、正解よりも、余白がある
④正解がない場面で強さを発揮できる
ー「多様性耐性が自然に身につく」環境で育った子どもは、不確実性が恒常刺激として、組み込まれているー
☆言語が違う
★反応が予測出来ない
☆ルールが可変
非認知能力の臨界期である0~6歳の時期に上記のような環境で育った子どもは、不確実性を、脳が「生存リスク」として評価しなくなるのです。
ー不確実性×安全という元来結びつかないはずの価値観が、同時に脳に刻まれるー
☆言語が違うにも関わらず、排除されない
★反応が予測出来ないにも関わらず、関係が続く
☆ルールが可変にも関わらず、楽しく過ごせる
上記のような経験を重ねると、脳は次のように学習していきます。
☆分からなくても、ここにいていい
★決まっていなくても、関係は壊れない
☆正解は、その都度変化していくもの
これにより「不確実性×安全」という正反対にあるかのように思われる価値観を同時に、脳が形成していく事が出来るようになります。
「不確実性×安全」という価値観の獲得は、残念ながら、日本の保育・教育では、獲得する事は出来ません。
ー「多様性耐性が自然に身につく」環境で育った子どもは、脳の報酬系が正解ではなく、適応に結びつくー
私達の脳の報酬系は「何をした時に、安心・承認・成功を感じたか」で、形作られています。
※脳の報酬系:快感・満足感を生み出し「またやりたい」という意欲・モチベーションを引き出す脳の神経回路
そして、その脳の報酬系は「幼少期に何度も経験した上手くいったパターン」により形作られます。
★正解を言う→褒められる
☆皆と同じ→安心
★指示に従う→評価される
☆間違えない→叱られない
日本の保育・教育環境で育つと、報酬は、上記にように与えられます。
このような環境で育つと、脳は「正解に近づくと、報酬が出る」ように配線されていきます。
☆伝わった→嬉しい
★仲間に入れた→安心
☆上手く折り合えた→楽しい
★誤解が解けた→快
言葉が通じない・ルールが1人1人異なる・正解が毎回変わる等のインターナショナル保育園のような環境で育つと、上記のように脳は「正解した時ではなく、適応した時に、報酬が出る」ように配線されていきます。
ーだから、多様性環境が自然に身につく環境で育った子どもは、強いー
☆間違えても、崩れない
★言葉が通じなくても、試行錯誤する
☆否定されても、自己肯定感が崩れない
★ルールが変わっても、適応できる
インターナショナル保育園の最大の価値の1つは、英語を話せるようになる事でも、教育環境でもなく「脳の報酬系の配線を正解型ではなく、適応型にする事」にあります。
知性の尺度は、正解ではなく、変化出来る能力にあるのです。
「ただ、自分の力は、こんなものではないと信じて、只管(ひたすら)まっすぐに道を進んで行く事は、自分は天才とは違うからと嘆き・諦める事より、辛く苦しい道であるかもしれないけど。」
「俺は、この人から学ぶってきめた。」
『ハイキュー』及川徹の物語です。
♦怒っている人は、何にでも怒っている。許せていないのが自分自身である事に気付いていない
⑤怒りに支配されにくい
ー刺激と反応の間には、空間がある。その空間に、私達の自由があるー
私達の脳は、常に「こうなるはずだ」と思っています。
この予測が裏切られた時、脳の偏桃体が発火し、怒り・不安・攻撃という感情が出てくるのです。
※偏桃体:怒り・恐怖・不安等の感情反応の中枢
つまり、怒りとは「思った通りにいかない」という誤差信号なのです。
★ルールは、固定
☆教師の言う事は、正しい
★皆、同じ発言・行動をする
日本の保育・教育の中で育つと、脳は上記のような「世界はこうあるべき」という強い予測モデルを作ります。
★上司が、理不尽
☆お客様が、想定外
★家族が、言う事を聞かない
日本の保育・教育の中で作られた脳のままですと、大人になってから、上記のような問題に直面します。
予測崩壊→偏桃体発火→怒り
日本の保育・教育の中で育ったあなたの脳の中では、上記のような回線が生じています。
この続きは、また日程。