「インターナショナル保育園=英語が話せるようになる」という理解は、表面的な理解です。
インターナショナル保育園の本質的な価値は、非認知能力が育ちやすい環境にあります。
※非認知能力:自己肯定感・自己制御・実行機能・やり抜く力・レジリエンス等、テストでは図る事の出来ない能力
非認知能力は「生きる力の基盤」となる力です。
特に、0~6歳の段階は、非認知能力の土台が形成される臨界期にあります。
※臨界期:ある刺激が与えられた時に、その効果が最もよく現れる限られた時期
つまり、非認知能力の臨界期にある0~6歳の時、どのような環境にいるのかが、その後の人生を決めると言っても過言ではありません。
「でもさ、ビーチの癖ついたら大変じゃない?オーバーも砂も。硬い床が怖くなっちゃわない?」
「なっちゃいます!だから、インドアのジュニアチームにも混ぜてもらってます!」
「チッぬかりねえな。」
「‥そこそこレベル上げたのに、それを一回横に置いて、またレベル1から始めるって辛くないかい?」
「‥!んー‥でも、レベル上げ好きです。」
「できるようになるの、何回でも楽しいです。」
『ハイキュー』及川徹と日向の物語です。
♦親の余白が子どもに安心を生み、その安心が、子どもを一生支え続ける
ー余白は、教えるものではなく、親の在り方として子どもに伝わるものー
親の余白は、子育ての成否を静かに分ける見えない決定因子です。
まず、結論。
親の余白とは、時間や気力ではなく「自分が揺れても大丈夫という内的安全の量」の事を言います。
★怒らない事
☆ストレスが少ない事
★余裕のある生活
全て違います。
親の余白とは、不安・怒り・焦りが湧いても、それらの感情を子どもにぶつけずに、一旦抱える事が出来る力の事を言います。
つまり、感情を処理できる容量=余白なのです。
ー余白は、教えられない。ただ、受け継がれるー
「多様性耐性が自然に身につく」「自己肯定感が安全の上に成り立っている」という環境で育った子どもが親になった場合、その余白は、高い確率で子育てに連鎖されます。
そのような環境で育った人にとって、親の余白は、技術ではなく前提となります。
余白を経験した育った人は、子育てにおいて、余白を再生産出来るのです。
その余白が、子どもの「自己肯定感の質」を決めます。
結果「多様性耐性」や「自己肯定感の質」は、世代を超えて継承されていくのです。
親の余白は、性格でも、努力でもありません。
親の余白とは「親の神経系が、子どもの感情に飲み込まれない状態」の事を言います。
余白のある親は、子どもが、怒る・泣く・混乱するような場面において、無意識に下記のように反応しています。
☆危険か?→NO
★関係が壊れるか?→NO
☆今すぐ正さないとダメか→NO
この反応は、頭の判断ではなく、自律神経の安定です。
※自律神経:考える前に世界が安全か危険かを判定している神経システム
自律神経は、意思・性格・価値観等よりも、先にあなたを動かすものです。
上記のような自律神経の安定を、彼ら彼女らは、幼少期に親の夫婦関係の中から吸収しているのです。
「俺たちが勝ったら、プロテイン奢ってください!」
「いいよ。」
「お、またビール奢らせブラザーズが観光客とやってる。」
「バッドサイドでガブリエルのサーブを取るのは至難だぞ。」
「!」
「できたーっ!!」
…レベル上げ楽しいです…
「ふはっナイスレシーブ。」
…追い風…
…ネットからちょっと遠すぎない?‥風!…
…できた!…
『ハイキュー』及川徹と日向の物語です。
♦余白がある家は、人を壊さずに、育てる
ー正しさが支配する家には、余白は住むことができないー
彼ら彼女らが、育った家庭では何が起きていたのでしょうか?
♧表に見えていた事
☆親が、即キレない
★話し合いが、成立する
☆感情が出ても、回収される
♧裏で起きていた事
☆親同士がズレたとしても、戻れる関係
★子どもが、夫婦の調整役にならない
☆不安を、子どもに背負わせない
この反復により、子どもの脳に「世界は不確かでも、関係は継続する」という配線が開通します。
この前提が、子どもの一生のベースとなります。
ー人は、考え方で生きているのではない。無意識の前提(OS)で生きているー
親になると、人は必ず、自分が育った家庭のOSで動き出します。
※OS:人が世界をどう感じ、どう反応するかを決めている無意識の基本設定
親の余白がある中で育った人のOSは、下記のようになります。
☆子どもの混乱は危険信号ではなく、成長信号
★親の感情と、子どもの感情は切り離されたもの
☆失敗は、関係を深める為の素材
結果
☆子どもが荒れても、親の軸が揺れにくい
★子どもの感情を、処理対象にしない
余白のある親は、共にいる事自体が、支援になります。
ー急がない親の背中が、子どもに時間を教えるー
親の余白は、子どもの時間感覚を変えます。
人生という名の長期戦は、時間を味方につけるか否かが、鍵となります。
この鍵を獲得出来るか否かも、親の余白により、決定します。
♧余白のない親
★今止めないと、将来が壊れる
☆今教えないと、取り返しがつかない
★今ちゃんとさせないと、ダメ
余白のない親は、未来不安に支配された現在を、生きます。
♧余白のある親
☆今は、この段階
★揺れても、戻る事ができる
☆成長には、波がある
余白のある親は、安心を土台に生きる現在を、生きます。
未来不安に支配された現在は今を急がせ、安心を土台に生きている現在は今を育てます。
♦子どもは、夫婦の会話の内容ではなく、夫婦の余白を受け取って育つ
ー夫婦が戻ってくる場所がある家で育つことで、子どもは、安心して離れていくことができるー
ここからが核心。
親の余白は、個人努力では、枯れてしまいます。
ここで、必要になるのが、パートナーです。
この続きは、また日程。