あなたは自分が思っている以上に勇敢で、見た目よりも強く、考えている以上に賢いーインターナショナル編22ー

 

 

 

  ♦ここにいていい、から始まる人生

 

 

   ⑥自己肯定感の質が違う

 

 

 多様性が当たり前の環境で育った子どもは「認められるために頑張る」のではなく「ここにいていい」から、人生を始める。

 

 そこで育つ自己肯定感は、褒められた時だけ育つものでも、否定された時に壊れるものでもない。

 

 

 違いを恐れる事も、比べる事も、自分を守るために誰かを下げる必要もない。

 

 これが多様性が当たり前の環境の中で育つ「質の違う自己肯定感」。

 

 

 これから綴るのは、そんな物語。

 

 

 

 

 

 

 

  「及川さん、背中にも目があるみたいです!」

 

  「‥何でそれを知ってる‥?」

 

  「えっっ」‥冗談‥冗談だよな‥

 

 

11/4発売『ハイキュー!! ショーセツバン!! XIII』リバーシブルカバーを公開!  古舘先生が「無駄にカッコよい」と絶賛した、なんちゃってスポーツ総合誌 「Nazeder(ナゼダー)」 及川が表紙でナゼダーと思った方、真相は小説本編を読めば判明しますのでお楽しみに!  https ...

 

 

  「見るのも当然大事だけど、相手にどう見られてるかも計算に入れなきゃね。」

 

  「‥‥!」

 

 

  『ハイキュー』及川徹と日向の物語です。

 

 

 

 

 

 

  ♦自己肯定感は褒められた量で育つのではない。理解された深さで育つ

 

 

  ー人は愛された方法ではなく、許されてきた距離の中で、我が子を愛するー

 

 

 

 ここが深層。

 

 子どもは、親の行動ではなく、緊張度・呼吸・声のトーン・目線・触れ方等を、神経的にコピーします。

 

 

 

 たとえば、感情表出が否定された環境で育った子どもが親になると、子どもが泣いて相談してきた時に「それ位で泣くな」「自分で考えろ」「強くなれ」等の言葉を選択します。

 

 これは、怒りというよりも、感情処理回路が未発達な事で生じる回避型の再生産なのです。

 

 

 

 愛着は、教育からは生まれません。

 

 愛着は、親と子どもの神経状態の共鳴から生まれるのです。

 

 

 

 

 では、どのような環境が、愛着形成にポジティブな影響を与えるのでしょうか?

 

 

 愛着形成にポジティブな影響を与える環境こそが、多様性耐性が自然に身につく環境なのです。

 

 

 

 

 

  ー折れない心を育てる必要はない。折れた理由を理解できる心を育てればいいー

 

 

 同質性環境における子どもの安心の源は、親の同一性となります。

 

 多様性環境における子どもの安心の源は、親の受容性となります。

 

 

 同質性環境における子どもへの親の役割は、守るになります。

 

 多様性環境における子どもへの親の役割は、基地になります。

 

 

 同質性環境における子どもの自立は、遅くなります。

 

 多様性環境における子どもの自立は、早くなります。

 

 

 

こころの行動と発達・臨床心理学 臨床心理士からのメッセージ:子どもの

 

 

 

   安全基地(親)→外界探索(子ども)→不安発生→基地帰還→再探索

 

 

 ボウルヴィーの愛着理論です。

 

 愛着の質は、探索と帰還の往復運動の質により、決定します。

 

 

 

 

 

 

 

  …こいつら1プレーごとに上手くなっていくの何だよ‥!…

 

  「何~?」「ガブリエルとジーノが観光客にやられてる。」

 

 

  「及川さん!」

 

  「えっ」

 

  「チャレンジャーッ!!!」

 

 

パリオリンピック2024 日本チームの "取るに足らないプライド" はどうだい ...見事だと思う

 

 

 

  

  …及川さん(スパイカー)の位置・ブロッカーの位置・風・高すぎない・離しすぎない…

 

  「チャチャレンジャアアアッ」

 

  …いいじゃん!…

 

 

  『ハイキュー』及川徹と日向の物語です。

 

 

 

 

 

 

 

  ー愛着の質は、抱きしめた時間ではなく、送り出した回数と迎え入れた深さで決まるー

 

 

 往復運動の質を変えるのが、多様性環境です。

 

 

 

   ☆言葉が違う

 

   ★価値観が違う

 

   ☆見た目が違う

 

 

 

 多様性環境では、子どもは常時「軽い社会的不安」に晒されます。

 

 

 すると、子どもの心理は、こう動きます。

 

 世界は、予測不能。

 

 

 子どもにとって世界が予測不能となった時に高まるのが、親の役割です。

 

 同質環境においては生活支援者・保護者のみであった親の役割が、多様性環境においては翻訳者・解釈者・意味づけ支援者になるのです。

 

 

 世界が予測不能で複雑な程、親の元=安心の港となります。

 

 結果、親と子どもの心理的結びつきは、深まるのです。

 

 

 

 

 実は、ここ誤解されやすい所。

 

 多様性環境という子どもが常時「軽い社会的不安」に晒される事で、自己肯定感や愛着形成等にネガティブな効果があるのではないかと感じてしまいますが、真実は寧ろその逆なのです。

 

 

 距離が近い=愛着が強いのではないのです。

 

 

 

 

  ①外界不確実性が高い→②親の役割が拡張する→③帰還価値が上がる

 

 

 

 これが、愛着の質を上げる探索と帰還の往復運動です。

 

 

 

 

 

 

 

  ♦子どもは何を言われたかよりも、どこまで理解しようとしてくれたかを覚えている

 

 

  ー「大丈夫だよ」と守られた記憶よりも「どうしてそう感じたの?」と理解された記憶が、人を自立させるー

 

 

 

 ここで、私が紹介したいのが「メタ認知型愛着」。

 

 「メタ認知型愛着」は、先日挙げた安定型・不安型・回避型・混乱型の従来の4つの愛着スタイルの一段階深層にある概念です。

 

 

 

  「守られている」でも「見捨てられない」でもなく「理解されていると理解している」関係

 

 

 

 まず定義から。

 

 

  ※愛着:情動的結びつき

 

  ※メタ認知:自分の心を客観視する力

 

 

 「メタ認知型愛着」とは「この人は私の感情・思考・背景を理解しようとしている」と子どもが認識している愛着の事です。

 

 ポイントは、子どもが理解されているか以上に、理解されようとしていると認識している事です。

 

 

 

 

 愛着には、4つの層があります。

 

 

   ①身体層→安心の源:抱っこ・接触

 

   ②情動層→安心の源:共感・慰め

 

   ③認知層→安心の源:理解・意味づけ

 

   ④メタ層→安心の源:理解される構造への信頼

 

 

 

 

 「メタ認知型愛着」は、自然発生はしません。

 

 親の関わり方により、人為的に発生するのです。否、自己肯定感が安全の上に成り立っている親であれば、自然発生するのかもしれません。

 

 

 では「メタ認知型愛着」を発生させる関わりとは?

 

 

 この続きは、また後程。