あなたは自分が思っている以上に勇敢で、見た目よりも強く、考えている以上に賢いーインターナショナル編23ー

 

 

 

  ♦ここにいていい、から始まる人生

 

 

   ⑥自己肯定感の質が違う

 

 

 多様性が当たり前の環境で育った子どもは「認められるために頑張る」のではなく「ここにいていい」から、人生を始める。

 

 そこで育つ自己肯定感は、褒められた時だけ育つものでも、否定された時に壊れるものでもない。

 

 

 違いを恐れる事も、比べる事も、自分を守るために誰かを下げる必要もない。

 

 これが多様性が当たり前の環境の中で育つ「質の違う自己肯定感」。

 

 

 これから綴るのは、そんな物語。

 

 

 

 

 

 

 

  …こいつら1プレーごとに上手くなっていくの何だよ‥!…

 

  「何~?」「ガブリエルとジーノが観光客にやられてる。」

 

 

  「及川さん!」

 

  「えっ」

 

  「チャレンジャーッ!!!」

 

 

パリオリンピック2024 日本チームの "取るに足らないプライド" はどうだい ...見事だと思う

 

 

 

 

  …及川さん(スパイカー)の位置・ブロッカーの位置・風・高すぎない・離しすぎない…

 

  「チャチャレンジャアアアッ」

 

  …いいじゃん!…

 

 

  『ハイキュー』及川徹と日向の物語です。

 

 

 

 

 

 

 

  ♦子どもを正そうとする親は、過去の不安で育てている。子どもを理解しようとする親は、過去の安心で育てている

 

 

 

 愛着とは、抱きしめられた回数ではない。

 

 愛着とは、名前を呼ばれた頻度でもない。

 

 

  それはー「自分がどう感じている」を自分で見つめられる静かな力。

 

 

 安心は、与えられることから始まる。

 

 けれど、成熟した愛着は、そこに留まらない。

 

 

 

 誰かに満たしてもらうのを待つのではなく、満たされてきた記憶を足場にして、自分の心を自分で抱きしめにいく。

 

 

 

   ☆嬉しい時、なぜ嬉しいのかを知っている

 

   ★不安な時、その揺れを否定しない

 

   ☆怒りの奥にある、本当に願いに気付ける

 

 

 

 感情に飲み込まれず、感情を切り捨てず、感情を「眺める」ことができる。

 

 それが「メタ認知型愛着」。

 

 

 

 強さでもない。冷静さでもない。

 

 

 それは安心を内側に宿した人だけが持つ事ができる、もう1つの優しさの形。

 

 

 

 

 

 

 

  ♦子どもは何を言われたかよりも、どこまで理解しようとしてくれたかを覚えている

 

 

  ー「大丈夫だよ」と守られた記憶よりも「どうしてそう感じたの?」と理解された記憶が、人を自立させるー

 

 

 

 ここで、私が紹介したいのが「メタ認知型愛着」。

 

 「メタ認知型愛着」は、先日挙げた安定型・不安型・回避型・混乱型の従来の4つの愛着スタイルの一段階深層にある概念です。

 

 

 

  「守られている」でも「見捨てられない」でもなく「理解されていると理解している」関係

 

 

 

 まず定義から。

 

 

  ※愛着:情動的結びつき

 

  ※メタ認知:自分の心を客観視する力

 

 

 「メタ認知型愛着」とは「この人は私の感情・思考・背景を理解しようとしている」と子どもが認識している愛着の事です。

 

 ポイントは、子どもが理解されているか以上に、理解されようとしていると認識している事です。

 

 

 

 

 

 

  …!!!…

 

  「びっくりしましたァ!」

 

  「ビーチは2人だから、いっぱいボール触れるんだし、色々やんなきゃもったいないじゃーん!」

 

 

才能は開花させるもの、センスは磨くもの16 | 株式会社 かいごのきもち

 

 

  「及川さん強えーっ!!」

 

  「だべ。何が??」

 

 

  『ハイキュー』及川徹と日向の物語です。

 

 

 

 

 

 

  ー安心とは、泣かないことではない。泣いた理由を、一緒に言葉にできることであるー

 

 

 

 愛着には、4つの層があります。

 

 

   ①身体層→安心の源:抱っこ・接触

 

   ②情動層→安心の源:共感・慰め

 

   ③認知層→安心の源:理解・意味づけ

 

   ④メタ層→安心の源:理解される構造への信頼

 

 

 

 

 「メタ認知型愛着」は、自然発生はしません。

 

 親の関わり方により、人為的に発生するのです。否、自己肯定感が安全の上に成り立っている親であれば、自然発生するのかもしれません。

 

 

 では「メタ認知型愛着」を発生させる関わりとは?

 

 

 

 

 

 

  ♦子どもを「正しく育てる」のではなく、子どもが「自分を理解できるように育てる」

 

 

  ー多様性とは、優しさを教える環境ではない。多様性とは、理解しようとする姿勢が当たり前になる環境の事であるー

 

 

 

 多様性耐性が自然に身につく環境で育った子どもは「受け入れられた量」ではなく「受け入れられ方」の構造が違います。

 

 

 

  ♧同質環境で育つ自己肯定感

 

 

   ★出来た/褒められた→自信

 

   ☆みんなと同じ→安心

 

   ★評価軸が外側→他者・正解

 

 

 

 

  ♧多様性環境で育つ自己肯定感

 

 

   ☆違っても尊重される→安心

 

   ★分からなくても対話が出来る→安全

 

   ☆評価軸が内側→意味・感覚

 

 

 

 多様性環境の中で育つと「私は正しい」ではなく「私は私で在っていい」という、存在承認型の自己肯定感が育ちます。

 

 

 

 

 

  ー愛着は、遺伝しない。関われ方の質として継承されるー

 

 

 この差は、子育てのあらゆる場面で顕在化します。

 

 

 

  ♧他者評価型の自己肯定感の親

 

 

   ★正解を教えようとする

 

   ☆失敗を修正しようとする

 

   ★「みんな出来ているよ」が出てきやすい

 

   ☆不安をコントロールで処理しようとする

 

 

 

 他者評価型の親は、子どもを「社会に適応させる対象」として見ます。

 

 他者評価型の親の視点は、常に外側(社会・正解・平均)にあります。

 

 

 

 

 

  ♧存在承認型の自己肯定感の親

 

 

   ☆感情の意味を聴こうとする

 

   ★違いを矯正しない

 

   ☆子どもの内的体験に関心を向ける

 

   ★不安を対話で処理しようとする

 

 

 

 存在承認型の親は、子どもを「1つの内面世界を持つ存在」として見ます。

 

 「今どんな意味を感じている?」「何が怖かった?」「どう理解している?」

 

 

 適応より先に、体験理解がくるのです。

 

 

 

 

 そう。

 

 ここで生まれるのが「メタ認知型愛着」。

 

 

 

 この続きは、また後程。