「ダイナマぁチーム組んでまで戦ってんだ。しっかりしろ。」
「大爆殺神ダイナマイトと呼べ。てめーこそまっすぐつっこんでんじゃねー。」
「あぁいいなテメェ生意気だな。」
「おぉなんだやんのかウサギやろー。」
『僕のヒーローアカデミア』強大な敵を前にしたNo5プロヒーローミルコと雄英高校1年生爆豪勝己の会話です。
残念ながら、現代の日本の会社において、ミルコと爆豪のような関係性は中々見られません。
それは、上司との関係性、同僚との関係性、部下との関係性全てにおいて、言えるのではないでしょうか。
職場での人間関係に関する調査では、84%の人が職場の人間関係で問題を抱えていると答えました。
さらに、転職者に対する調査では、人間関係が転職のきっかけになった人が53%にも及んでいます。
「人間が徒党を組む以上、この世に完璧な組織などねェと思え。思い込めば敵を見逃す。見てくれにダマされるな。」
『ONEPIECE』スモーカーの言葉です。
「うちの会社は、人間関係がよくない。」という話をよく聞きます。
逆に「うちの会社は、人間関係が最高だ。」「こんなに働きやすい職場はない。」等という話は、ほとんど聞きません。
その答えは、全ての会社は人間関係が良くないからです。
私自身もこれまで複数の会社に勤めてきましたが、人間関係がとても良かったという会社は、1つもありませんでした。私だけではなく、あなたも同じ事を感じているのではないでしょうか?
どんな組織でも、数人から数十人、数百人のバラバラな性格な人が集まります。
全員が仲良しというのは、あり得ない話なのです。
会社の人間関係が良くない事は、スタンダードであるという認識を持つ事が大切です。
会社の人間関係を原因に転職をしても、次の会社の人間関係も良くありません。人間関係の良い会社等ないのだから、会社の人間関係に期待する事を辞めるという考え方を変化させる方が賢い選択です。
挨拶しても無視される・目も合わせてくれない・嫌がらせが日常茶飯事等であれば、一刻も早く転職した方がいいでしょう。
そこまで悪質なものではなく、仕事に支障をきたさない程度の人間関係であれば、それでいいのです。
高校や大学時代のクラスメイトや部活のイメージ、はたまた映画やドラマのような上司部下の関係性等で、会社の人間関係を捉えない事です。
会社の仲間とも、これまでの友人のような深い関係を築こうとする必要はありません。
そのような思いは実現しない事が多い為、その結果、さらに悩み、疲れる事になるだけです。
会社の中での人間関係は、最低限のコミュニケーションが取れればそれで十分です。
会社の人と仲良くなろうという意識を捨てましょう。
仲良くなるや好かれる・嫌われるではなく、報告・連絡・相談等、仕事に必要なコミュニケーションを取る方が何倍も重要です。
会社は友達を作る場所ではなく、成果を上げる場所であると割り切った方が、あなたの幸福度が上がる事を約束します。