「残念ですが、ここからは時間外労働です。」
『呪術廻戦』七海の言葉です。
♦時間とは、命の事を言う
私は、日本人が時間のない事の原因の1つに「どれも大事、全部やる」という世界観があると考えています。
日本人にとっての「効率」は、自分に降りかかってきたタスクを、いかに早く終わらせるかという事を指します。
私には、全てやり、全て終わらせなければ認められない・成果は出せないという呪いに囚われているように映ります。
これに対し、世界の「効率」とは、いかにやらなきゃいけない事を減らして、少ないタスクで成果を出すかという事を指します。
全てをやる必要はなく、成果につながる事だけをピックアップして、そこに集中していくのです。
「残業は嫌いなので、手早く済ませましょう。」
『呪術廻戦』七海の言葉です。
♦惜しむべきはお金ではなく、時間である
あなたは、日本の会社に勤めています。
ーあなたは、社内会議の為に、事前の資料を完璧に作る事が求められましたー
ー誤字脱字があると上司に注意されますし、上司が見やすいようフォントにもこだわる必要がありますー
ー会議が始まると、年次が下の人達は、上司の顔色を気にして、意見が言えませんー
ー上司達は何を目的にしているのか分からない話し合いを、重ねていますー
ー結論が出ないまま、時間だけが過ぎ、終了予定時間を30分も過ぎ、ようやく会議が終了しましたー
ーあなたは、会議が終わると、議事録の作成をしなければなりませんー
ー読みやすいように体裁を整え直して、誤字がない事を確認した議事録を提出しますー
ー関係がありそうな人を全員CCに入れて、メールを送信する為、メールフォルダはすぐにいっぱいになりますー
いかがでしょうか?
このような光景は、日本の会社においてよく見られる光景ですが、いざ文字にすると、日本の会社は、成果に繋がらない事ばかりに、時間を使っていると感じませんか?
では、上記の中で、本当に成果に繋がるのは、どの部分でしょうか?
結論から言うと、上記の中に、本当に成果に繋がる部分は、ありません。
ただ、上記の過程の中で、成果に繋がるように工夫出来る部分は、あります。
それは、会議で成果に繋げるという目的を持って、意見を出し合っていく事です。
これ以外の仕事は、会社内に向けた仕事です。
私は、全く必要ないと考えていますが、百歩譲って少しは必要な部分があるとしても、全てを完璧にする必要があるでしょうか?
「大して長くも生きていないけど、確信してることがあるんだ‥。」
「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、大事なものを捨てることができる人だ。」
「化け物をも凌ぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることができる人のことだ。」
「何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう。」
『進撃の巨人』アルミンの言葉です。
♦何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう
日本人以外は、社内会議の事前資料作りも、議事録の作成もしません。
また、上司の話を黙って聞くだけで、意見を言う事が出来ない会議には、出席もしません。
目的を持ち、結果に繋げていく事が仕事であり、仕事において、それ以外の事はしないのです。
日本人の働き方は、タスクをこなす事や周りの顔色ばかり伺う事に夢中になり過ぎて、本質を見失っているように感じます。
ー本当に力を入れなければならない部分は、どこなのか?ー
これを考え続け、行動に移し、検証を繰り返していけば、現在よりも高い成果を出す事が出来るとともに、自分の「やりたい事」に使う時間も多く取れるようになります。
では、現在よりも高い成果を出し、自分の「やりたい事」に使う時間を増やす為には、どうすればいいのでしょうか?
この続きは、また日程。