…クリスティアーノ・ロナウドと、セルヒオ・ラモスの関係は、100%プロフェッショナルなそれだ…
…ピッチ外の関係は、ないに等しい。しかし、ピッチに立てば、かたや攻撃の核、かたや守備の中心…
…利害関係は、一致しており、ともに戦おうという姿勢で団結する…
『WORLD SOCCER DIGEST』2018年2月に発売された創刊500号の記事の一説です。
私は、仕事で関係を持つ人と、プライベートな時間を、共にしたくありません。
特に強く意識していたわけではありませんが、飲み会や会食等よりも、1人で本を読んだり勉強をしている時間の方が好きな為、自然と仕事で関係を持つ人からの誘いは、殆ど断っていました。
新陳代謝をしない世界観を持つ日本の会社からは「社員は家族」のような世界観を押し付けられます。
これは私の持論ですが、私は、そこに仕事やお金が発生する以上、家族や友達感覚は、持つべきではないと考えています。
何故なら、家族や友達感覚を持った瞬間から、甘えが生まれるからです。
家族や友達感覚を持ち、付き合っていると、必ず、プロ意識を忘れて、付き合い始める時が、訪れます。
その瞬間は、楽しくとも、その人との仕事上の関係は、長く続かないでしょう。
皆さんも、経験があるのではないでしょうか?
「トレーニングの前にさ、ちょっとだけ質問…キミらにとってサッカーって何?」
「えっとそりゃまぁ夢。」「それ一択。」「人生を懸けるに値するモノ。」
「なるほど。10代らしく凄ぇ純粋(ピュア)な答えだね。でもじゃあそれが、叶わなかったらどーする?サッカーを失ったら、キミたちには何が残る?」
「サッカーに情熱を燃やすコトは、悪いコトじゃない。でも、もし怪我や挫折、いろんな理由でサッカーができなくなる日が、いつか来たらキミはどーする?」
「この答えに答えられない人間は、夢に生きてるだけの素人(アマチュア)だ。プロフェッショナルは、勝つコトが義務だよ。それで俺らはお金もらって、ご飯が食べられる。その本質から逃げちゃいけない…サッカーは、仕事だ。」
「このユーヴァースというチームを一つの会社だと考えてみてくれ。そーなると、試合は経営。キミたちは、そこで働く社員だ。ここにいる全選手のデータから俺が導き出した、ゲームプラン・オフェンス・ディフェンス・シチュエーション。全ての戦術パターンが、ここにある。」
「全部アンタが考えたのか?」
「うん。ここにあるプレーを全て頭に叩き込んで、遂行すれば絶対勝てるよ。だから、もしここにないパターンが起こって負けたら、全責任は社長である俺のせいだ。社員のキミたちに責任はない…仕事狂(ビジネスライク)にいこーぜ。戦術の手足となれ。少年たち。」
『ブルーロック』マルク・スナッフィーの言葉です。
♦仕事で関わる人と、プライベートでは会わない
これを徹底する事で、仕事において、長く良い関係を築く事が出来ると思います。
では、職場の同僚は、どうでしょうか?
私自身、起業をした理由の1番は、謎の世界観を押し付けてくる上司がいない事。
2番は、同僚と話をしない環境を作る為でした。
難しい事は、理解出来ますが、職場の同僚と、ランチに行かなくても、飲みにも行かなくていいです。
そんな時間があるのなら、勉強や経験に時間を使い、自分のレベル上げをしてください。
また、人に逢うのであれば、あなたが所属する会社とは関係のない人に、逢いましょう。
♦職場の同僚に相談をしない
同じ職場で働く仲間として、業務上の相談をする事は、自然な事です。
しかし、より深い悩み、たとえば、将来のキャリアの事・家族の事等を、同僚に相談しても、時間の無駄となる事が殆どです。
何故なら、同僚が出す答えは、あなたの出す答えの枠を超えないからです。
同僚は、あなたと同じ環境・同じルールの中で、働いています。
彼ら彼女らもまた、あなたと同じような視点や価値観を持っているのです。
その為、新しい視点や、斬新なアドバイスを得る事は、出来ません。
将来のキャリアや家族の事等を相談するのであれば、会社の外にいる人に、相談をする事を、お勧めします。
会社の外にいる人は、あなたの職場環境や会社の文化から離れた客観的な視点を提供してくれます。
☆ワークライフバランスを重視したい人であれば、仕事と私生活を両立している人
★起業を考えている人であれば、実際に起業をして、成功している人
このような会社の外にいる人と、関係を持つ事で、より拡い視野と、新しい可能性を、見出す事が出来ます。
♥仕事で関わる人と、プライベートで会わない
♡同僚に、相談をしない
この2つを徹底する事を、お勧めします。