ただ、僕から言わせれば、行き過ぎた正義感は、悪よりたちが悪いけどね2

 

 

 

 「奴らの目的は、罪を償うことではなく、自分は悪くないと、信じ込むことにある。」

 「故にいかに前向きな提案や冷静な忠告よりも、無根拠な同意により高い価値を見出す。」

 

奴らの目的は罪を償うことではなく、自分は悪くないと信じ込む ...

 

 「壁の向こうに、誰がいてもいなくても、奴らの答えは、最初から変わらない。」

 

  『ジャンケットバンク』天堂の言葉です。

 

 

 

  ♦行き過ぎた正義感は、悪よりたちが悪いけどね

 

 昨日、相談支援専門員「現任研修」を受講しました。

 相談支援専門員とは、わかりやく表現すれば、障害者に対するケアマネジャーのような仕事をする人の事を呼びます。

 

 幾度もブログで記載してきましたが、私は、上記のような研修が、嫌いです。

 その理由は、私自身が期待するような気付きに出逢えない事や、1時間程度で終了させられる内容を何故1日掛けてやるのか等がありますが、障害福祉分野における研修において、私が1番嫌いであると感じる事の理由は「気持ち悪い」と感じる事です。

 

 

  ★障害者の気持ちに寄り添う

  ☆障害者に課題を見出すのではなく、相談支援専門員に課題を見出す

  ★常に障害者の横に立ち、支援をしていく

 

 

 講師・ファシリテーター・受講者の全員が、上記のような主張をしている事が、私にとっては耐え難い程「気持ち悪い」です。

 勿論、上記の主張に納得出来る部分もありますが、皆が障害者の方に同じ様に「偏り」過ぎている事が「気持ち悪い」です。

 

 上記のような主張をする人もいていいです。

 ただ、異なる主張をする人がいる事が、自然な世界ではないでしょうか?

 私には、障害福祉分野が、上記と異なる主張をする人を排除している「宗教」のように映ってしまう一面があります。

 

 

 

 「良い人か‥。それは‥その言い方は、僕はあまり好きじゃないんだ。」

 「だってそれって‥自分にとって都合の良い人のことを、そう呼んでいるだけのような気がするから。」

 

良い人か… それは…その言い方は僕はあまり好きじゃないんだ ...

 

  『進撃の巨人』アルミンの言葉です。

 

 

 私は、高齢者・障害者・生活保護受給者等、自分の力でお金を稼がなくても生きていける人達にとって、日本程、生きやすい国はないという仮説を持っています。

 80歳代以上の高齢者は、平均して納めた年金保険料の7倍以上の年金を受給しています。

 障害者に至っては、年金保険料を納めた事もなく障害年金等を受給し、多くの人が無料で障害福祉サービスを受ける事が出来ます。

 

 

  ★暴言を吐く

  ☆物を投げる

  ★約束を平気で破る

 

 働いている人が、上記のような事を何度も繰り返したら、どうなるでしょうか?

 当然、仕事を続ける事が出来なくなりますよね。

 

 しかし、仕事をしておらず、社会的に守るべきものがない高齢者や障害者の中には、上記の事を平気で何度も繰り返す人が一定数います。

 

 高齢者・障害者にとっては、前向きな提案や冷静な忠告よりも、無根拠な同意の方が価値が高いのです。

 高齢者・障害者にとっての良い人とは、自分にとって都合の良い人の事を言います。

 

 

  ★障害者の気持ちに寄り添う

  ☆障害者に課題を見出すのではなく、相談支援専門員に課題を見出す

  ★常に障害者の横に立ち、支援をしていく

 

 

 

 そのような高齢者や障害者に対しても、上記のような主張だけを繰り返す、障害者福祉分野が、私には「気持ち悪い」と映ってしまいます。

 私自身、ただ受講者として参加をして批判をするだけでは公平ではないと思い、講師・ファシリテーター等として、研修を主催する側の方にも潜り込み、上記のような事に対する疑問や異なる主張をしてみましたが、排他的・同調圧力が強い業界の為か、そもそも疑問にすら感じていないのか、上記のような主張のみを繰り返す事に何の変化も起きませんでした。

 

 

 

 「それはちがうよ~。殺しに正義も悪もないよ。」

 「ただ、僕から言わせればー行き過ぎた正義感は、悪よりたちが悪いけどね。」

 

サカモトデイズ】ただ僕から言わせればー行き過ぎた正義感は悪よりたちが悪いけどね|名言名鑑

 

  『SAKAMOTO DAYS』南雲の言葉です。

 

 

 

 あなたが住んでいるマンションの隣の部屋に「バカヤロー」等と、突然夜中に大声で叫ぶ人がいたら、どうでしょうか?

 あなたの大切な子どもに、突然見知らぬ障害者が話し掛けてきたら、どうでしょうか?

 あなたの大切な休日に、急用でもないにも関わらず、障害者からあなたが出るまで電話を何十回も掛け続けられたら、どうでしょうか?

 

 

  ★障害者の気持ちに寄り添う

  ☆障害者に課題を見出すのではなく、相談支援専門員に課題を見出す

  ★常に障害者の横に立ち、支援をしていく

 

 

 あなたやあなたの家族の平穏な毎日が侵されているにも関わらず、障害者だからと特権を与え、上記のような事のみを主張する事が、果たして正しいのでしょうか?

 私自身、スーパービジョンの契約をしていた方で、障害者からの心理的攻撃や職場の無理解や区役所や基幹センター等に相談しても何も解決がしないという八方塞がりに陥り、自ら命を絶ってしまった方もいます。

 

 

 

 「非術師は嫌いかい?夏油君。」

 「分からないんです。呪術は、非術師を守るためにあると考えていました。でも最近、私の中で非術師の‥価値のようなものが揺らいでいます。弱者故の尊さ。弱者故の醜さ。その分別と受容ができなくなってしまっている。非術師を見下す自分、それを否定する自分。術師というマラソンゲーム。その果ての映像(ビジョン)があまりに曖昧で、何が本音か分からない。」

 

呪術廻戦】感想ネタバレ考察<77話>夏油傑「もういいわ」。 | いどのなか

 

 「どちらも、本音じゃないよ。まだ、その段階じゃない。非術師を見下す君。それを否定する君。これらはただの思考された可能性だ。どちらを本音にするのかは、君がこれから選択するんだよ。」

 

 

  『呪術廻戦』九十九と夏油の会話です。

 

 

 

 

 医療や介護の大半は、高齢者や障害者に対するものです。

 これは、国の未来に、良くありません。

 国や投資という視点で見ると、これは、若い労働力が、高齢者の為に使われているという事となり、未来ある若者の能力や時間を、高齢者や障害者に投資されてしまっている事になります。

 

 

 このような事を、言える業界になってほしい。

 そして、このような事に、興味を惹かれる人がいる業界であってほしい。

 

 これが、私の現在の願いの1つです。