もともと僕は魔法が使えなくて、魔法が使えない人でも平和に暮らせればいいと思い、頑張ってました。だから、僕が皆さんに認められたことで、僕の目的は達成されました。まあそんな僕が思うのは、色んな人がいていいかなってことです。魔法が使えなくても、シスコンでも、臆病でも、モテなくても、メンヘラでも、悪いことをしちゃった人でも、合理的すぎても、ナルシストでも、親に愛されようと頑張ってても、強さを求めすぎても、裏切り者でも、服が破けてても、みんな仲良く暮らしていけたらいいなって思います

 

 …もともと僕は魔法が使えなくて、魔法が使えない人でも平和に暮らせればいいと思い、頑張ってました。だから、僕が皆さんに認められたことで、僕の目的は達成されました…

 …まあそんな僕が思うのは、色んな人がいていいかなってことです。魔法が使えなくても、シスコンでも、臆病でも、モテなくても、メンヘラでも、悪いことをしちゃった人でも、合理的すぎても、ナルシストでも、親に愛されようと頑張ってても、強さを求めすぎてても、裏切り者でも、服が破けてても、みんな仲良く暮らしていけたらいいなって思います…

 『マッシュル‐MASHLE‐』マッシュの言葉です。

 

 

 昨日発売の『JUMP』において『マッシュル‐MASHLE-』が最終回を迎えました。

 アニメヒットと2期制作発表が決定した矢先、そして、最終回という発表がないままの最終回に驚いた読者も多いのではないでしょうか。

 

 『ハリーポッター』の世界観、『ブラッククローバー』魔法が使えないという主人公・最強魔法が時間魔法や闇魔法の世界観、そして最終話「平和に楽しくみんなと暮らしたのでした。」という幕の閉じ方に『鬼滅の刃』を思い出した人も多いのではないでしょうか。

 また、私は主役が強くなり過ぎると、冷めてしまう傾向があります。

 その点においても、ラスト半年間の『マッシュル‐MASHLE-』はその傾向が強くなってしまい、単行本購入も止めてしまいました。

 それでも、2020年コロナ禍真っ只中『ハイキュー』『鬼滅の刃』『約束のネバーランド』『チェンソーマン』等『JUMP』を代表する作品が次々と最終話を迎えた中、空白の3年間を埋めてくれた『マッシュル‐MASHLE-』には拍手を送りたいです。

 

 

 社会福祉の学問において「社会的包括(ソーシャルインクルージョン)」という考えがあります。

 その意味は、誰もが社会に参画する機会を持ち、排除されない事を指します。

 私が、大学生の頃から教えられてきた考えですが、誰もこの考えを魅力的に伝える事が出来ていない事が、社会福祉分野の課題です。

 

 ソーシャルインクルージョンを始め、社会福祉分野には、現代社会に通ずる素晴らしい考えが多数あります。

 しかし、その考えを魅力的に伝える事が出来る人がいない為、いつまでも社会福祉分野は社会の影の中にあります。

 思えば『進撃の巨人』も『ゴールデンカムイ』も『僕のヒーローアカデミア』も、ソーシャルインクルージョンがテーマではないかと感じます。

 

 私は、漫画・アニメの力を借りながら、その考えを拡げていく事が最も効果的ではないかと考えています。