「立派とか未来とか将来のために、苦しみながら、つまらない今を全て浪費し続ける。」
「そんなのが世界なら 壊して出ていった方が幸せだ。」
「眞鍋さん、これでわかったろ。鏡の中に 君を助ける答えはない。」
『ジャンケットバンク』真経津の言葉です。
♦勉強を始めるのに、遅過ぎるという事はない
年齢を重ねると、体力や記憶力は、落ちていきます。
昔は、簡単に出来ていた事が出来なくなると、戸惑いや不安が押し寄せてきて、自信を失ってしまうかもしれません。
ただ、年齢を重ねて衰えていく部分がある事は「自然の摂理」です。
その事で、過度に落ち込む必要はありません。
ハーバード大学の研究によれば「50歳を超えてから、ピークを迎える能力がある」事が、明らかになっています。
研究は、48,000人を超える老若男女を対象に、オンライン上から集めたサンプルを基に分析を行う形で行われました。
★記憶力に関するテストでは、50歳を超える人は、若い人に劣る
☆他人の感情を読み取る能力は、50代の人が最も成績が良い
記憶力では劣るものの、他人の感情を読み取る能力は、50代が最も優れていたのです。
50年も生きていると、差異はあれど、酸いも甘いも噛み分けており、他人の感情を察知する能力に長けてくるようです。
「子ども達は、完璧なルールがなくても、幸せになれるか?」
「もちろんだよ。なっちゃいけないって、ルールもない。」
「やっぱり成長には、価値があるな。たとえ、今日が最期の日でも。」
『ジャンケットバンク』眞鍋先生と真経津の会話です。
♦生涯現役
「語彙力」に関しても、60代まで伸びるとされています。
★語彙力・抽象的推論力等は、中年以降も向上する
☆語彙力のピークは、60代後半~70代前半である
先のハーバード大学の研究において、上記の結論が導き出されています。
IQや学力テスト等で数値化が可能な「認知能力」は、20代になると、安定する事がわかっています。
ただ、これはあくまで安定するというだけの話です。
「認知能力」が、20代でピークを迎えるわけではないのです。
努力を続けていく事で「認知能力」のピークを、50代にも、60代にもしていく事が可能です。
「先生、さようなら。」
「ああ、気を付けて帰れよ。」
『ジャンケットバンク』真経津と眞鍋先生の最後の会話です。
♦歳をとる事=衰える事ではない
歳をとる事は、衰えている事と、同義語ではありません。
歳をとる事は、一歩先に進む事です。
確かに、歳をとると、記憶力や頭の回転の速さや体力等は、衰えていきます。
しかし、歳をとる事で、人間的な豊かさを形成する能力は、進化していきます。
★考える事を放棄する
☆口ばかりで、行動しない
★新しい事を避け続ける
勿論、上記のような事ばかりをしていては、折角進化出来る能力も、進化出来ません。
歳をとる事で、能力を進化させていく為には、インプットとアウトプットを繰り返す習慣を身に付ける事が、大切です。
★本を読む
☆家族や友人と会話する
★映画を観る
何気ない日常のアクションの1つ1つが、勉強する為の、素地となります。
何歳になっても、勉強する事には、意味があります。