僕はね、人は自らの意思に基づいて行動した時のみ、価値を持つと思っている2

 

 

 「不安にもなりますよ。はたしてこれから先、何が待っているのか。この街がどうなってしまうのか?」

 「自分の事を欲張りな人間だと思った事はないよ。当たり前の事が当たり前に行われる世界・・・僕はそういうのが好きなだけで。」

 


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 「ごく普通な我々が普通でない街に犯罪を仕掛ける。」

 

  『PSYCO-PASSサイコパス』チェ・グソンと槙島の会話です。

 

 

 

  ♦スマホの次のIT革命

 

 現在も、ITの進化は続いています。

 その進化は「どこでも、すぐに、ネットに繋がる」等という通信環境の改善だけではありません。

 健康管理・産業等にも大きな影響を与え、ITの進化は、私達の生活を、革新的に変えようとしています。

 

  健康管理

  ★貼り付け型デバイスで健康情報を24時間モニタリング

  ☆ベッドをAIによる自動調整にする事で、心地よい睡眠を実現

  ★暑い日も寒い日もて最適な温度を保つスマートジャケット

 

  産業

  ☆神経を刺激する事で、遠い場所にいる家族と握手をする事が出来る

  ★視覚の代わりに、手の触覚で物を見る

  ☆どこにも繋がる衛星通信が、地球上のあらゆるものをデータ化する

 

 

 どの技術も素晴らしいものですが「革命というには物足りなくない?」と感じるのは、私だけでしょうか?

 

 

 

 「”普通でない街”か…なんだろうな?」

 「昔読んだ小説のパロディーみたいだ、この街は。」

 

 「例えば…William Gibsonですか。」

 「Phillip K Dickかな。George Owellが描く社会ほど支配的でなく、Gibson描くほどワイルドでもない。」



 「Dick、読んだことないなぁ。最初に一冊読むなら何がいいでしょう。」

 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

 

深見真さんの語る「本」と「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ ...

 

 

 「古い映画の原作ですね。」

 「だいぶ内容が違う。いつか暇な時に比較してみるといい。」

 「ダウンロードしておきます。」

 「紙の本を読みなよ。電子書籍は味気ない。」

 

  『PSYCO-PASSサイコパス』槙島とチェ・グソンの会話です。

 

 

 

 

  ♦現実世界の全てをデジタル空間に再現し、将来のリスクを未然に回避する

 

 私達の生体情報をまるごとデジタル空間に移した双子を作り、これを分析する事で、私達の身体に起きる変化やリスクをリアルタイムに、細かく推測するという研究が進んでいます。

 

  ★何年後に、どんな病気に掛かるか

  ☆生活の中に運動を取り入れる事で、健康状態がどう変わるか?

 

 あなたと全く同じ情報を持つデジタル空間にいる双子を観察する事で、上記のような予測や変化を加えた健康状態の予測結果を具体的に提示されてきます。

 

 現実世界で起きている物事を、デジタル空間で、リアルタイムに可視化・再現する技術は「デジタルツイン」と呼ばれています。

 分析やシミュレーションを、デジタル空間上に構築したツイン(双子)に対して行う事で、現実世界の様々な課題解決に役立てる事が出来ます。

 

 

 「デジタルツイン」は、すでに、製造業・建設業・都市開発等の分野で、活用され始めています。

 有名な例の1つが、シンガポール政府が推進する「バーチャル・シンガポール」です。

 

 これは、シンガポールの都市をまるごとデジタル空間で再現しようとする取り組みです。

 

 「バーチャル・シンガポール」に取り入れられる情報は、建物・地形・道路等の3Dデータだけではありません。

 

  ★車の交通量

  ☆人の動き

  ★気象情報

  ☆エネルギー消費量

 

 従来の建物・地形・道路等の固定的なデータだけではなく、交通量・人の動き・エネルギー消費量等の流動的なデータを、リアルタイムで統合されています。

 つまり、現実のシンガポールで何が起きているのかが、わかるのです。

 このように、常に、現実世界の状態とリンクしているのが「デジタル・ツイン」の特徴です。

 

 

  ☆この場所に新しい道路を作ったら、交通量はどう変わるか

  ★新しい施設を建てたら、人の流れはどう変わるか

 

 政策や開発等は現実でシミュレーションしようとすると、多大なコストと時間が掛かります。

 デジタル空間で空間でシミュレーションする事で、多大なコストと時間を掛ける事なく、事前に効果を検証出来ます。

 

 これにより、地方によく建てられている、誰も使っていない無駄な公共施設の建設を防ぐ事も出来ます。

 

 

 

 「そういうもんですかね。」

 「本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。」

 「調整?」

 「調子の悪いときに本の内容が頭に入ってこないことがある。そういうときは、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でもスラスラと内容が入ってくる本もある。なぜそうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな。調律する際大事なのは、紙に指で触れている感覚や本をペラペラ捲ったとき、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。」

 

槙島聖護はなぜ人気?名言・紙の本・思想・声優・魅力|アニメPSYCHO-PASSキャラ | 旅狼のレビュー小屋

 

 

 「なんだかへこむなぁ。あなたと話していると、俺の今までの人生、ずっと損をしてたような気分になる。」

 「考えすぎだね。」

 「ですかね。」

 「そろそろ時間だ。」

 「行きますか。」

 「どうでもいいんだけどさ、凄腕のハッカーがGibson好きってのは、出来過ぎだ。」

 

  『PSYCO-PASSサイコパス』チェ・グソンと槙島の会話です。

 

 

 

  ♦デジタルツインの技術で、あなたの人生もシミュレーション出来る

 

 私は「デジタル・ツイン」の技術は、都市開発等だけではなく、あなたの人生にも活かす事が出来ると思います。

 

  ーあの時、違う選択をしていたら、私の人生はどうなっていたのだろう?ー

 

 誰もが、1度は考えた事があるのではないでしょうか?

 

 その選択をする時に「デジタル・ツイン」を使って、シミュレーションをしてみるのです。

 勿論、その結果が、100%正しいわけではありません。

 

 しかし、仮にあなたが高校生であるのなら、1度も社会に出た事がないにも関わらず進路相談に応じている教師よりは「デジタル・ツイン」の方が信頼出来ます。

 現代は、未来を見る事は出来ませんが、未来を予測する事は出来る時代です。