大事なのは‥動くこと。何もせず止まっているのは、道端の石コロです。動いて動いて輝く星は、流れ星‥生きた石コロです

 

 「大事なのは…動くこと。何もせず止まっているのは、道端の石コロです。動いて動いて輝く星は、流れ星…生きた石コロです。」

 『宇宙兄弟』新田の言葉です。

 

 

 行動を変える為には意識を変えなければならないと主張する自己啓発本や動画・人を多く見かけます。

 しかし、意識が変わらないと行動が変えられないというのは、間違いです。

 意識を変えて行動するのではなく、行動を変える事で意識が変わるのです。

 

 クロスリバー社が18,000名の社員に対し、調査を行い、その中でトップ5%の実績を出す社員は、どのような行動・働き方をしているかを調べた調査があります。

 その調査においても、トップ5%社員の73%が、意識変革はしないと回答しています。

 

 行動をしてみたら変化が起きた事を自覚し、行動を起こす事に価値があるという意識に変わるのです。

 このように行動を継続していくと、行動する事が習慣に変わります。

 

 

 多くの会社は、社員の意識を変える為に、経営人や管理職が意識を変える為の必要性を訴えています。

 しかし、意識を変える必要性を訴えても、その後の社員の行動変容には繋がりません。

 ここで有効な方法は、半ば強制的に行動の一部だけを、変えてしまう事です。

 

 経営陣や管理職が、社員の行動の一部を強制的に変える事で、社員に内省による学ぶ機会を提供します。

 そこで、社員自身がその行動を振り返り、成果が出るのであれば続ければいいですし、成果が出ないのであれば別の行動を取ればいいのです。

 経営陣や管理職が意識を変える為の必要性を訴えるよりも、半ば強制的に行動の一部を変えてしまう事の方が、社員の行動変容に繋がります。

 

 社員も内省による気付きを得る事で、これまで見えなかった部分まで見える事が出来るようになります。

 所謂、仕事に対する解像度が上がるのです。

 社員が「意外と良かった」という言葉が出れば成功で、この言葉を発した人の78%は、自らの行動の目的と意義を深く理解し、腹落ちさせる事が出来ているというデータも出ています。

 

 大事なのは、動く事です。