「アーニャ、おとのでないピストルほしい。」
「売ってたらな。」
…目立つことなく、ただただ「普通」を演じることこそスパイの真髄!どこからどう見ても、平凡な父子(おやこ)であるべし!…
「ちちーっ!!たすけてぇー。」
…なぜ目立つ…
「ダメよ。小さい子は、手をつないであげなくちゃ。」
…片手が塞がれていては、いざの敵襲に備えられんが、仕方ない…
…てき‥!?…
「‥何してる‥?」
「けいかい。」
…警戒されるようなことしたか?手つなぎは早かったか?嫌われてる?まずいな‥任務完了まで、こいつとは良好な関係を保っておかねば…
『SPY×FAMILY』アーニャとロイドの会話と脳内言葉です。
♦買物をする母と娘
‥ある女性(母親)が、スーパーで買物をしていると、一緒にいた幼い子どもが、大声で泣き出しました‥
‥「あと、いつくか買うだけよ、シャロン。そうすれば終わりだから。」‥
‥母親は、静かに言いました‥
‥しかし、子どもの癇癪は収まらず、さっきよりも、さらに大きな声で泣き叫びます‥
‥「さあ、終わったわ、シャロン。あとは、お金を払うだけよ。」‥
‥それでも、母親は、穏やかに言いました‥
‥子どもは、レジで、さらに激しく泣き喚きました‥
‥「あと少しで終わりよ、シャロン。もう車に戻れるわ。」‥
‥それでも、母親は、落ち着いた様子で言いました‥
‥それでも泣き続ける子どもは、車に戻ってから、ようやく泣き止みました‥
‥すると、若い男性が、母親に近づき、こう言いました‥
‥「店にいる時から見ていました。シャロンが駄々をこねている間、あなたは、ずっと穏やかでした。大切な事を教えて貰いました。」‥
‥母親は、男性にお礼を言うとともに、一言だけ付け加えました‥
‥「でも、子どもの名前は、シャロンじゃないんです。私が、シャロンです。」‥
この話を読んだ人は、若い男性同様、母親が、子どもに声を掛けていると予想します。
ところが、その予想は見事に外されます。
母親が声を掛けていたのは、自分自身だったのです。
他人への思いやりと同様、否、それ以上に、自分への思いやりは大切です。
自分と他人との関係を良くする事は大切ですが、それ以上に、自分と自分との関係を良くする事の方が大切です。
自分と良い関係を築く時の有効な方法は、自分に感謝の言葉や労いの言葉を掛ける事です。
その言葉は、特別な言葉でなくても構いません。
☆「今日も1日、ありがとう」
★「毎日よくやっているよ」
☆「本当に、頑張ってるよ」
ありふれた言葉で、構いません。
自分に感謝や労いの言葉を掛けてみてください。
…知らなくては!この生き物について!外交然り!相手を知ることが、和平への第一歩!!
…アーニャをしると、せかいがへいわに!?…
「アーニャ、ぴーなつがすき。にんじんは、きらい。」
「ん‥?うん‥。」
「アーニャ、カリカリべーこんすき。」
「ベーカーリーは、カリカリベーコンって意味じゃないぞ?」
「これください。」
「1Dの物は、10P硬貨じゃ買えないぞ?」
…こいつ実は、頭良くない?今からでも、他の子に替えた方が…
「すてたらやぁーっ!!」
「まあヒドイ親‥。」
「どうした急に!?」
「アーニャ、おかいどくだよ。」
「??」
「ピーナツ買ってやるから、泣きやめ。」
「ぴーなつ!」
「ちち、アーニャねむい。あるけない。」
「あ‥!?」
…ダメだ。理解できん。この非合理的ふるまいを解読するためには、マニュアルが必要だ…
『SPY×FAMILY』ロイド・アーニャの脳内言葉と、アーニャとロイドの会話です。