心配という名のおせっかい

 「まだこぬ未来にまでアンテナを伸ばし、心配という名のおせっかいをする人たち。先のことなんで誰にもわからない。一見非の打ち所がない家庭だって、中に入ればいろいろある。心配してるふりで不安を煽るなんてただの迷惑行為と思うけれど口には出さない。わたしは昔から近所ではおとなしい優等生の桃子ちゃんで通っていて、いい娘さんなのに縁遠いわねと言われ続け、今では婚期を逃した気の毒な桃子ちゃんに落ち着いている身だ。」

 『わたしの美しい庭』の中に出てくる一文です。

 心配という名のおせっかいをしてくる方は、一定数存在します。

 その人達にその気はないのかもしれませんが、そのおせっかいはただマウントを取りたいだけなのではないかと感じてしまいます。

 私は、悪気はない人の方がやっかいであると感じています。

 悪気がある人には、こちらも警戒出来、対策を打つことが出来ます。

 しかし、悪気がない人は、良い顔をしてこちらに近づき、いつの間にかこちらの立場を悪くするような言動を繰り返します。

 このように良い人の振りして裏切る人のことを、心理学ではカバートアグレッションと言います。

 そのような人に注意をするとともに、自らも心配という名のおせっかいをしていないか、常に心懸けることが賢明です。

 心配という名のおせっかいをする人は気持ち良いかもしれませんが、された方は傷ついてることが意外に多いものだからです。