「電車に乗る人もいれば、降りる人もいる。それでも、電車(チーム)は走り続けなければならない。」
今朝、メッシバルサ退団という衝撃的なニュースが世界中を駆け回りました。
6月30日に5年契約を結んだ旨を発表していた為、このタイミングでのメッシ退団を予想していた人は、誰もいないのではないでしょうか。
ラリーガが設けているサラリーキャップがこの移籍の原因の1つです。クラブ間での不公平をなくす為、ラリーガでは選手全員のサラリーキャップの上限を決めています。高給取りのメッシがいると、この上限を超えてしまう為、バルサは選手を複数人売却しなければならない状態でした。
しかし、コロナの影響によりどのクラブも財政不足な事と、バルサが放出を考える選手がバルサで輝きを失った事等が重なり、売り手が見つからない状態が続いていました。
選手を優遇し過ぎてきたクラブ経営のつけが、現在複利となり、バルサを襲っています。これは、選手の問題ではなく、クラブ経営の問題です。
昨年バルサと揉めることを覚悟の上で王者になる為、チームを去ろうとしたメッシ。
そんなメッシも会長が代わり、ペドリやデヨングの成長、または親友アグエロ獲得等、メッシが残留する為の材料ばかりがある中での退団は驚きであるとともに、明日どうなっているかわからない所がフットボールの醍醐味でもあります。
私は、昨年メッシ移籍を支持しましたが、メッシの移籍が有終の美を飾る為ではなく、王者を獲りにいく為の移籍であれば、今年の移籍も私は支持します。
さて、メッシの移籍先ですが、パリ、シティ、チェルシー等が挙げられています。
マドリーのカピタンとバルサの伝説が、同じチームになる事は興奮必至ですが、チャンピオンズリーグを制覇するというパリの夢を叶える事を考えると、メッシ移籍はパリにとってはマイナスに働くでしょう。
パリにはすでに王様がおり、チーム内に王様は1人、もしくはその王様もヨーロッパで戦うには、ハードワークをしなければならない時代です。
昨シーズン、チャンピオンズリーグのアンセムが流れた時の選手の顔ぶれをみて、最も興奮したのはパリでした。
これに今年はマドリーのカピタンが加わり、バルサの伝説まで加わる姿は観たいものの、チャンピオンズリーグを制するにはマイナスになってしまいます。
そう考えると、シティかチェルシーが有力でしょうか。
プレミアリーグのプレイ強度の中で、メッシが1年を通じて、メッシであり続ける事が出来るのかを証明する事は、メッシがフットボール史上NO1の選手である事への証明に何よりも説得力を持ちます。
6年目を迎えるペップシティが変化を加えるには、グリーリッシュでは足りず、メッシが来れば変化は必ず生じます。
メッシを世界一の選手に育てたペップが、10年経過した後、再びメッシをどのように使うかには、興味が惹かれます。
ポジションとしてメッシの1トップが空いているチームとしては、チェルシーが最も有力かと感じます。
個人的に思い入れがあるスタンフォードブリッジにメッシがブルーズのユニホームを着て、躍動する姿を想像するだけでワクワクします。
メッシには、どのチームに移籍するにしても、有終の美ではなく、王者を獲りにいってほしいです。
「世界一の奴らかて、同じ事をずーっとやっとったらすぐ世界一から引きずり下ろされんねん。日本一にもなってへん俺らが去年を守って明日何になれる?何かひとつでいい。今日挑戦しいや。」
『ハイキュー』稲荷崎高校監督、黒須の言葉を思い出します。
「思いでなんかいらん」
稲荷崎高校のコンセプトを、メッシに体現してほしいと、メッシを17歳の時から見続けてきた者として、願っております。