「なあ、なんでお前今日アホみたい?」
「あんた、そういう言葉どこで仕入れるわけ?」
「どーが。」
「私のせいだな。」
「‥まあ、ちょっと緊張してるのかもね。」
「きんちょー?」
「実は明日からスクーリング‥物理的に学校に通うの。今まではオンラインだけだったけど。」
「???」
「あーつまり、明日から学校ってとこにいくから、私いない日が結構あるの。」
「それいかなくできる?」
「行くために、ここにいるの。」
「でも、お前なんかいやそうだよ。」
『シバつき物件』むうと氷の会話です。
♦今から20年後、あなたはした事よりも、しなかった事を後悔する
恐怖は、大切な感情です。
人は、恐怖という感情があるからこそ、現在まで生き残る事が出来たと言っても過言ではありません。
恐怖を感じたら、逃げる事は、何よりも大切な教訓の1つです。
ただ、何事にも恐怖を理由として、逃げていては、何も出来ない事も、事実です。
恐怖の為に、あなた自身を、限定する必要はありません。
恐れている事に取り組めば、恐怖は、消えます。
…大丈夫。こわくない。大丈夫。大丈夫、大丈夫ー…
…「花ちん、誕生日おまでとう~。これ誕プレ!」「かわいい!ありがとう!」…
…「花ちん、動物グッズ大好きだもんね!」「知っててくれたんだー花うれしい!」…
…「私からも‥」「氷ちゃん、ありがと‥わ!」…
…「なにそれ、こわっ。」「えっ‥カエルさんグッズだよ。」…
…「せっかく花ちんが誕生会呼んでくれたのに‥いやがらせ?」「‥やっぱり氷ちゃんて、ちょっとずれてるよね。」「なんかこわい。」…
『シバつき物件』氷の脳内言葉と、氷の回想です。
♦人を支配する最善の方法は、恐怖だ。それも正体が見えない恐怖ほど、人を圧するものはない
恐怖に、立ち向かいましょう。
大丈夫。
あなたが抱ている恐怖の、9割は、あなたの想像に過ぎません。
あなたの心は「世界最高のメロドラマの監督」なのです。
約束します。
その恐怖を乗り越えた後には、素晴らしいチャンスが待っています。
誰もが、恐怖を、経験します。
それは、仕事かもしれませんし、家族かもしれませんし、健康かもしれませんし、人生かもしれません。
ただ、恐怖がきたら、それはあなたがその恐怖を乗り越え、更なるチャンスを掴む事が出来るタイミングでもあるのです。
「だから、お母さんにプレゼントの中身、確認させてっていったのに‥。」
「どうしたの?」
「同級生にカエルの実写グッズあげちゃって、総スカンよ。」
「あちゃ~。」
「花ちゃん、カエルペン使ってたから、好きだと思ったのに‥。」
「たぶん、キャラクターは好きなんだよ。カエル、ヘビ‥あと虫とかも実写苦手な人いるから、気をつけてな。」
「はい‥。」
「あ~海外赴任中、山住みの母と弟に預けてたせいよ~。ゲテモノ耐性強すぎて、ハブられたりしないかしら‥。」
「心配ないって!偏見の少ない子だって、前向きに考えようよ。」
「う~‥でも心配だわ。」
…絶対言えない。もうとっくに、ひとりだなんてー…
『シバつき物件』氷の回想です。
♦「死んで勝つ」と「死んでも勝つ」は、全然違うよ。恵
「これをしたら、起こりうる最悪の事態は何か?」
あなた自身に問いかけ、そのリスクは取る価値があるのかどうかを、見極めましょう。
リスクを取らない事による代償がある事も、頭の片隅に、常に入れておいて下さい。
「これをしなかったら、どんな代償を払う事になるか?」
若しかしたら、それは、リスクを取る事の代償よりも、大きいかもしれません。
恐怖に対処する方法を、変えましょう。
恐怖を参考にして、行動の指針にするのはいい事ですが、その為に、身動きが取れなくなってはいけません。
恐怖を感じたら「これはいい兆候だから、行動を起こそう。」と思ってみてください。
「じゃあ、学校行ってくるね。」
「お前、ごはん食べない?」
「うん。今日はいいや。なんか食欲ないから‥。」
「俺もいく。」
「え?あんたはお留守番。いつもそうしてるじゃない。」
「がっこーは、行くよ。」
「別にあんたが楽しそうなとこじゃないし、夕方には帰るから。」
「いいよ。行くよ。」
「いや、いいよとかじゃなくて。あんたは、行けないの。」
「でも、お前ひとりじゃこわいでしょ。」
「心配してくれるのはありがたいけど、私はこわいとかないから安心して。私もう高校生だし。恐怖耐性強いから。」
「でも、お前こわいって言ってたよ。」
「は?いつ?言ってないし。」
「いっぱい言ってた。ねてるとき。」
「え?」
…もしかして、一晩中私のこと…
『シバつき物件』氷とむうの会話です。
♦何かひとつでいい。今日、挑戦しいや
難しそうに見える、新しい事に、挑戦してみましょう。
皮肉な事に、あなたの成長にとって、最も有益なのは、あなたが、恐れている事です。
★掛けたくない相手に、電話を掛ける
☆送信したくないメールを、送信する
★会いたくない相手に、会う
勇気を出して、恐れている事に、挑戦してみましょう。
大きな事でなくて、いいです。
上記のような小さな事で、十分です。
「あれ?なんかある。」
…本当に、地縛霊(しばられてる)なんだ…
…人間に死ぬほどの目いあわされたのに、なんで地縛霊になってまでー…
…人間に可愛がられたいなんて、思えるの?まっすぐでいられるの?こわくないの?…
「むうは、すごいやつすぎるよ。」
「あん?」
「あんたみたいに、なれたらいいのに。」
「いいよ。なっていいよ。俺に。」
…何事もなく、終わった…
…時間割バラバラだからか、ひとりでいても浮かないし、思ったより全然大丈夫そう…
『シバつき物件』むうの言葉と、氷の脳内言葉、氷とむうの会話、氷の脳内言葉です。
♦昨日の敗者たち、今日のお前は何者だ?
成長したいのなら、新境地を開きたいのなら、リスクを取って、恐れる事をしましょう。
失敗したり、間違ったり、まずい選択をしても、気にする事はありません。
その経験を糧に、すればいいだけです。
それは、挑戦した者にしか得られない莫大な経験値です。
最後に、事故死したジョタと、残された家族に、祈りを捧げます。