「謝らせて下さい。お断り無く、メールしてしまった事を。」
先日、会社にこのような電話が届きました。
何の事か最初は理解が出来ませんでしたが、話を聞くと、何の事はないウォーターサーバーの営業の電話でした。
営業も、振り込め詐欺同様、新手の方法を考えているのだなと感心してしまいました。
正直営業の電話や営業の訪問等は、仕事の邪魔です。
マイクロソフト社の調査によると、仕事をしている社員に対し、メールを送り業務を中断させると、集中力を取り戻すのに平均15分掛かったというデータが集計されています。
それだけ、営業等で他人の時間を奪うという事は罪深いものです。
しかし、営業の人の明るい声は、私達の仕事にも学ぶべき部分があります。
昨今の日本のアニメの進撃は、映像の美しさに加え、声優による魅力的な声による部分が大きいと、私は分析しています。
『PSYCHO-PASS』櫻井さん演じる槙島聖護、『HUNTER×HUNTER』浪川さん演じるヒソカ、『Fate/Zero』関さん演じるギルガメッシュ、私の中で震える声がこの3キャラクターであり、声に惹かれるまま、数年間この3キャラクターが、好きなキャラクターベスト3です。
私達の感情は、自分のしている表情に影響を受けている事は周知の事実ですが、声にも影響を受けています。
怒りっぽい声を出していると怒りっぽい思考になっていきますし、優しい声を出していると優しい思考になっていきます。
アムステルダム大学の研究でも、幸せな声、悲しい声、怒っている声等、実験者に様々な声を出して貰うと、それぞれの声により、表情も変わる事が証明されています。
つまり、幸せな声を出していれば、幸せな表情になり、幸せな表情を作っていれば、幸せな気分になるのです。
仕事をしていると「この人と話していると、何でこんな憂鬱な気分になるのかな?」等と思う人に遭遇します。
何故そのような気持ちになるのかを振り返ると、相手の声による部分が大きい事に気付きます。
特に、電話等の言語的コミュニケーションのみのコミュニケーションの場合、この人は相手を不快にさせるプロなのかと思う程の声を発している人がいます。
私の印象だと、役所や病院等の関係者にこのような人が多いです。
嫌な仕事や面倒くさい仕事をする時等には「私は仕事があって、お金まで貰えて幸せだ。」等と口に出してしまう事が効果的です。
嘘でもいいので、そういう事を口に出していると、本当に幸せな気分になっていきます。
そして、その幸せな気分は相手にも伝わり、その幸せな気分が人もお金も運んでくれるようになります。
巨人の原監督は、何を食べる時にも「美味しい。」と言いながら、食べるそうです。
食べ物を口に入れた瞬間、味もわからないまま「美味しい。」と言ってしまうそうです。
「美味しい。」と言ってしまえば、脳は「美味しい。」と認識し、実際に美味しいと感じてしまいます。
嫌な仕事や面倒くさい仕事をする時等にも、幸せな声で「楽しい。」と言ってしまいましょう。
そうする事で、大抵の嫌な仕事やや面倒くさい仕事は、乗り切れるはずです。