…ー及川は、センスもある。努力も惜しまない。ただ2つ年下の影山という「才能の塊」と比べたとき、及川は優等であるが、天才ではない…
…それでも断言できる。今の段階で、セッターとして優れているのは、及川だ…
『ハイキュー』及川徹に対する青葉城西監督の脳内言葉です。
①凡人:感情・空気を基盤に、相手の反応を見ながら動く人
②秀才:論理的に物事を考え、システム・数字等を背景に動く人
③天才:独創的な考えで、天才以外が思いつかない発想を背景に動く人
③天才は、殺されます。
③天才を殺すには、銃もナイフもいりません。
圧倒的多数の①凡人により、③天才は殺されるのです。
特に「同調圧力」が強い日本、さらには「同調圧力」の最高峰である学校・会社において、上記の傾向は顕著となります。
♦人が最も恐れるものは何でしょうか?
解は「理解出来ないもの」です。
コロナウイルスの時に誰もが体験したと思いますが、人は「理解出来ないもの」に対し、最も恐怖を覚えます。
①凡人は、③天才を理解出来ません。
人は、「理解出来ないもの」を理解しようとせず、排除しようと動きます。
「理解出来ないもの」を理解しようとするには、相応の努力が必要となるからです。
その努力が出来るのであれば、その人は、①凡人ではありません。
♦あなたの主語は、何でしょうか?
①凡人:私・あの人
②秀才:会社の利益・規則
③天才:世界・真理
①凡人の主語は、人です。
②秀才の主語は、組織です。
③天才の主語は、超越した何かです。
③天才は、殆ど存在しない為、会社等でよく起こる①凡人が②秀才を説得出来ない理由を、見てみましょう。
その理由とは「主語の違い」です。
②秀才が「組織の利益」を考え全体を見ているにも関わらず、①凡人は「自分」を主語に語ります。
その為、②秀才には①凡人の意見は「個人の感想」にしか聞こえないのです。
ちなみに②秀才が①凡人に、これを指摘しても、逆恨みされる事だけの事が多いので、スルーしておくのが賢明です。
①凡人は、常に「自分が主語」であり、感情を中心に生きている為、①凡人に①凡人が考える事と異なる意見を伝えると、②秀才に攻撃された・嫌われた等と思い始めます。
①凡人は「意見と感情」の区別が出来ないのです。
それでも、成長をしたいという①凡人であると自覚をしている方にお勧めな方法があります。
それは「主語を変える」事です。
『進撃の巨人』エルヴィンのエレンに対する質問です。
①凡人が②秀才に助けを求める時の最強の質問は「あなたならどうしますか?」です。
①凡人②秀才③天才問わず、人は、誰しも、自分の話をする事が、大好きな生き物です。
「あなたならどうしますか?」は、特に②常に考えて生きている秀才③常に自分を理解してくれる人がいないと感じている天才にとっては、何よりも嬉しい質問です。
ハーバード大学の研究においては、人は17%~25%の金銭的利益であれば、金銭的利益を放棄しても、自分語りを選択すると結論付けられています。
私達が、自分の話をする時には、食事・性欲・お金等から得られる快感と、同じ快感を脳の中で得ている事が、脳の画像診断を通じて、明らかにされています。
「前にね‥彼にこんな事を聞いたんだ。」
「キミは、格好良く死ぬ?それとも、恰好悪くても足掻いても生きる?ーって。」
「彼は、いつだって勝つ為に努力し、ボクに勝ちきれなかった屈辱を飲み込んでも、この試合に挑んだ。」
「でも、そんな努力も屈辱も、君達Genius(ジーニアス=天才)10は、当たり前に乗り越えてるんだよね。」
「‥お前もな。」
「だけど、彼は、それだけじゃ無かったー。」
「カッコよく生きるーそれが君なんだね」
『テニスの王子様』跡部に対する入江の言葉です。
それでも、私は、信じています。
数々の敗北を味わい、迷い、それでも努力(挑み)し続ける事で、②秀才が③天才を超える瞬間がある事を。