…落ちついて。冷静に対処しなければ‥落ち着けっ。感情は抑えて理性的に…
「中道。それがお主の生き方か‥。」
…二つに分けず‥相反するものも、そのまま‥そのまま受け入れる。情も‥理も‥。情を以って力とし、理を以って見失わず、静と激のどちらでもなく狭間。」
『地獄楽』佐切の脳内言葉と源嗣の言葉、そして、再び佐切の脳内言葉です。
天才という言葉があるように、才能とは、一部の限られた人だけに、天から与えられたものであると思われがちです。
その為、才能を見つけるという発想は、世の中にほとんどありません。
才能の見つけ方は、学校では教わりませんし、教科書にも書いてありません。
これにより、殆どの人が、才能を見つける方法がある事を知らず、そもそも自分には才能がないと思い込んでいます。
才能を誰かに見つけて貰い、大成する人もいます。
しかし、そのような恵まれた人は極一部であり、多くの人は自分で才能を見つける必要があります。
そして、才能を自分で見つける為には、自分の外ではなく、自分の内に視点を向ける必要があります。
自分の外側にあるスキルや知識を求めるのではなく、自分の内側にある才能に目を向ければいいのです。
今日は、才能を見つける為の、5つの質問を紹介します。
①他人にイラっとする事は何ですか?
②親や教師に注意された事は何ですか?
③やってはいけないと禁止されると辛い事は何ですか?
④あなたの短所をだからこそと言い換えるとどうなりますか?
⑤他の人は嫌がるのに自分には楽しいと思える事は何ですか?
①他人にイラっとする事は何ですか?を解説します。
他人にイラっとする理由を考えると、以下の2つの理由が考えられます。
a.自分だったら、こうするのに
b.自分だったら、こうしないのに
つまり、自分なら普通に出来てしまう事が出来ない人と関わった時に「何でこんな事も出来ないの?」とイラっとしてしまうのです。
イラっとする事は避けたい事ですが、才能を見つけるという視点から考えると、イラっとする事に直面した時は、チャンスです。
イラっとしたその裏側には、才能が必ず隠れているからです。
たとえば、相手の立場を考えず意見をしてくる人に、イラっとしたとします。
あなたがイラっとした理由は、あなたが、相手の立場にたって考える事が当たり前に出来るからです。
他にも、同じ失敗を繰り返す人にイラっとする人は、問題を根本的に解決する事が出来る才能があります。
矛盾している事を言う人にイラっとした人は、論理的に物事を考える事が出来る才能があります。
このように、他人にイラっとした時には、他人の出来ない事に注目するのではなく、その逆が自分の才能であると、才能開花のチャンスと捉えましょう。
それが出来れば、才能を見つける事が出来るだけではなく、人間関係も円滑に進むようになります。
あなたの周りにも、イラっとする人がいると思います。
イラっとする人は、あなたの才能を教えてくれる人と考えてみて下さい。