「青春全部懸けたって、強くなれない?」
「懸けてから、言いなさい。」
『ちはやふる』原田の言葉です。
♦一日一万回、感謝の正拳突き
★いかにスムーズに仕事を終えるか
☆いかに無駄を省き、成果を出すか
★最小限の時間と労力で、最大の実績を出すか
現在の仕事術は、上記のような言葉で溢れています。
しかし、上記のアドバイスは、間違っています。
仕事においても、勉強においても、スポーツにおいても、最初に大切となるのは、効率ではありません。
仕事においても、勉強においても、スポーツにおいても、最初に大切となるのは、効率とは対極にある量です。
量=行動です。
実績を出し続け成功している人は、動き回ったから、成功をしているのです。
ーたくさん動いて、たくさん失敗して、たまに小さな成功をするー
その行動の中で、自分なりの成功の秘訣を発掘してきたのです。
小手先で済ませようとせず、小賢しく振る舞う事は、やめましょう。
真正面からぶつかり続けた人だけが、成功をする事が出来ます。
「できるまでやれば、できる‼」
『ハイキュー』田中の言葉です。
♦成功率1%の仕事を、成功させる方法
あなたが、成功率が1%しかない難しい仕事に挑んだとします。
成功率1%という数字は、1回の挑戦では、成功が見込めない数字です。
しかし、1回の挑戦で失敗をしたとしても、試行回数を増やすごとに、成功率は、少しずつ変化していきます。
★2回目の挑戦で成功率は、2%に増加
☆100回目の挑戦で成功率は、63%に増加
★459回目の挑戦で成功率は、99%に増加
いかがでしょうか?
成功率が99%にまでなれば、逆に失敗する方が難しいでしょう。
成功率1%の仕事を成功させる方法とは、挑戦をし続ける事です。
挑戦をし続けるという事は、動く事、行動を増やす事です。
新人の営業マンが「断られない話し方」「即決させるテクニック」等を使った所で、通用しません。
通用しない所か、お客様からはただの胡散臭い奴と思われるだけです。
新人の営業マンがやる事は、営業トークを磨く事ではありません。
新人の営業マンがやる事は、愚直にお客様にぶつかっていく事です。
今日も、明日も、明後日も、お客様の話を聞く。
今日も、明日も、明後日も、お客様の話に対して、何らかの提案をしてみる。
最初は、聞き方が下手くそでしょう。
最初は、的外れな提案をする事でしょう。
しかし、地道にこれを繰り返し、やり抜く事でしか、聞く技術も説得力のある言葉も、身に付きません。
「一生懸命努力してるのに報われないじゃない。努力の量が足りないか、仕方が間違ってるんじゃない。」
『ムーミン』リトルミイの言葉です。
その時は、突然やってきます。
本人は気づいていなかったりしますが、ふいに抜け道が見えたり、勝ち筋が見えたりします。
これが「良質変化」です。
「シュート2万本です。」
「なにいーっ‼?」
「2万で足りるのか?」
『SLUM DUNK』安西と桜木軍団、そして、桜木の言葉です。
♦今日何をする?
量が質に転じる。
これが、成功への勝ち筋です。
量を制した者だけが、質を制する事が出来ます。
つまり、まず圧倒的な量をこなさなければ、質という舞台(ばしょ)に、行き着く事すら出来ないのです。
時代に逆行しますが、率直に表現するのであれば、その為には、少し頑張る程度では足りません。
少なくとも、人の2倍はやる必要があります。
量を質に転じさせるという成功への勝ち筋を獲得するのは、大変なのです。
殆どの人が出来ない事をやるのであるから、簡単なはずがありません。
…全国2位が何やねん。2位?3位やったっけ?…
…どっちでもええわ。昨日の事や…
…昨日は、もう消化した。たくさんの昨日は、もう筋肉になっとる…
…今日何をする?…
…昨日を守って、明日何になれる?…
『ハイキュー』宮侑の脳内言葉です。
勿論、競争や成功とは無縁の世界で生きるという生き方もあります。
しかし、成功や自分自身を好きになりたいのであれば、やり続けるしかありません。
言い換えれば、挑戦を続ける事さえ出来れば、時間は掛かるものの、その挑戦が必ず報われる時が来ます。
ーひたすら量をこなすー
遠回りに思えるかもしれません。
しかし、この遠回りが、やがて圧倒的な効率を、あなたにもたらしてくれます。
急がず・焦らず・積み上げてきた者だけに、質も効率も成功もプレゼントされます。
「挑む者だけに、勝敗という導と、その莫大な経験値を得る権利がある。」
「今日敗者の君たちよ、明日のお前は何者だ?」