水戸上屋敷と東京ドーム
現在の東京ドームや後楽園駅・水道橋駅は、江戸時代水戸上屋敷でした。
上屋敷とは、大名が住み、江戸城に近い立地に建てらている屋敷です。
幕末「尊王攘夷」という言葉が多くの志士により、叫ばれました。
その尊王攘夷という言葉を創出したのは水戸藩士藤田東湖です。
藤田は、水戸藩邸において、佐久間象山・吉田松陰・橋本佐内・横井小楠・西郷隆盛等、多くの人物と会い、尊王攘夷思想を広めます。
しかし、藤田は1855年安政江戸地震の際、水戸上屋敷において亡くなります。
地震直後、藤田は屋敷から逃れましたが、母を救うためにもう1度水戸藩邸に戻ります。その中母を守るため家屋の下敷きとなり、亡くなります。
現在も水道橋駅から白山通りを進む歩道に「藤田東湖護母致命の処」という解説版があります。
藤田を失い、徳川慶喜の義父徳川斉昭も亡くなり、重しを失った水戸藩は内戦状態となってしまいます。