現在が過去を決める
相談支援の仕事をしていて感じていることの1つに現在が過去を決めているのではないだろうかということがあります。
現在が幸福であれば、悲劇的な過去も幸福なものとなります。
現在が不幸であれば、幸福な過去も不幸なものとなります。
たとえば、少々語彙を強くするのであれば、歴史とは時代の権力者により改竄され続ける壮大な物語です。
歴史は常に時の権力者の正義の理論に基づき、改竄され続けます。
個人も同じです。
誰もが「わたし」という物語の編纂者であり、その過去は「現在のわたし」の正当性を証明すべく、自由自在に書き換えられます。
そう考えると、記憶とは過去に生じた膨大な出来事の中から「現在のわたし」にとって都合のいい出来事のみを選択し、意味づけをしているとも考えることができます。
私は、人の過去の話を聞くのも、自慢話を聞くのも大好きです。
しかし、それは「現在のわたし」が作り出した都合のいい過去です。
大切なのは、「これからどうするか。」未来の話です。