生きてたのか。Dの意志は‥2

 

 

 …私は普通じゃないから、皆みたいにちゃんとしないとって、ずっと人の顔色をうかがって、人目を気にして、欲しいものを欲しいと思わずに、言いたいことを押し殺して我慢してきたら、自分の気持ちがわからなくなった…

 …私には、やりたいことも、好きなものも何も無い。なりたい自分も、わからない。私に価値ってあるのかな…

 

明日、私は誰かのカノジョ 16 | をのひなお | 【試し読みあり】 – 小学館コミック

 

 「人生って、あと何十年もあるんでしょ‥また、こうやって、底まで落ちて這い上がっての繰り返しなの‥?」

 …いつまで続ければいいんだろう。このまま思考が途切れて、こんな自分も何もかも無くなればいいのに…

 

 

 …信じてみようって思った母親に約束を破られて、猜疑心でいっぱいになった。もう傷つくたくないって自分のことばかり考えた。そして、太陽君のこと、あんな風に切り捨てた…

 

  『明日、私は誰かの彼女』雪の脳内言葉と言葉です。

 

 

 

  ♦遺伝が9割、そして、親に出来る事

 

 親は、子どもに「遺伝子」と「環境」の、両方を与えます。

 つまり「子どもの環境」は「親自身の遺伝子」により、生み出されているのです。

 

 「親が子どもの為に用意する環境」と「親が子どもに引き継ぐ遺伝子」の両方に「親の遺伝子」が、強く影響しているのです。

 

 

 たとえば、IQ(知能指数)の高い親がいたとします。

 知能は「親から子どもに遺伝する」事が、証明されています。

 つまり、IQには「遺伝子」が、大きく関与しています。

 

 

  ☆IQの高い親は、IQの高い遺伝子を、子どもに譲り渡す可能性が高い

  ★IQの高い親は、本がたくさんある家庭を築く可能性が高い

 

 

 IQの高い親が、子どもに与えるものは、IQだけに限られず「本がたくさんある環境」も、子どもに与える可能性が高いのです。

 さらに、IQの高い親は、本から得た学びを経験に繋げる為に、水族館・動物園・博物館・美術館・史跡等や知らない場所への旅行等、学びが得られる環境に、子どもとともに出掛ける可能性も高いです。

 

 

 これが「親が子どもの為に用意する環境」にも「親の遺伝子」が、強く影響している理由です。

 IQの高い親から生まれた子どもは「遺伝的な素質」という面ですでに恵まれている事に加え、知識・創造力・論理的思考等を育む様々な活動を通じて、さらに「環境」的な刺激まで多く受ける事が出来るのです。

 

 頭の良い親は、子どもと一緒に本を読んだり、宿題を見てあげたり、子どもが勉強好きである事を喜ぶ可能性が、高いです。

 このような「環境」で育った子どもは、生まれながらに「親の高い知性を受け継いだ優れた遺伝子」と「充実した環境」の両方の恩恵を受ける事が出来ます。

 

 

 

 

 …「クズが!」「邪魔なんだよ!」「使えねぇ!」「消えろ!」「脳なし!」「酒買ってこい!」「死ね!」…

 …これが、14歳の私の耳に入る日常的な言葉の数々。家族の言葉…

 

 …「やめてよ!帆稀大丈夫?」…

 …いつも私の前に立って助けてくれたのが‥澄玲お姉ちゃんだった…

 …「お姉ちゃんがいるから。」…

 

桃源暗鬼【公式】(週刊少年チャンピオン大好評連載中) on X: "【#桃源暗鬼】 本日発売の週刊少年チャンピオン14号で第84話掲載!  今語られる屏風ヶ浦の衝撃的過去…。 なかなか辛い回ですが皆様、何卒…! 最新単行本8巻は3/8(火)発売迫る👐 皆様のおかげで累計120万部 ...

 

 …母はいない。元々あまり家にいない人だった。唯一覚えているのは、赤いリップと「じゃあね」の一言…

 …母が出て行き、前々から酒癖が悪かった父は、ますます荒れた…

 …澄玲お姉ちゃんは、私の前に立ち、その言葉の針から、私を守ってくれた…

 

  『桃源暗鬼』屏風ヶ浦帆稀の回想です。

 

 

 

 上記の例に対し、不幸にも、子どもには、二重の悪影響を受ける可能性もあります。

 例えば、攻撃性・衝動性には「遺伝的な影響が大きい」事がわかっているので、攻撃性・衝動性の高い子どもは、攻撃性・衝動性の高い親を持っている可能性が高いです。

 

 その為、厳しいしつけや体罰・言葉による攻撃を受けるような家庭環境にある可能性が高いです。

 負の連鎖により、このような家庭環境で育つ事により、子どもは、さらに攻撃性・衝動性が高くなる可能性が高いです。

 

 このような子ども達は「遺伝的に短気であり、感情のコントロールが苦手」であるという不幸な巡り合わせがある上に、さらに、攻撃性・衝動性が強くなるような「環境」に置かれる事になるのです。

 

 

 

 これらを証明する研究の1つに「離れ離れに育った一卵性双生児」を追跡調査したものがあります。

 一卵性双生児とは、1つの受精卵が2つに分裂した双子であり、遺伝子が同じである為、性別・外見・血液型等が同じになるという特徴があります。

 見分けがつかない双子が、一卵性双生児により生まれた双子です。

 

 この研究は、別々の環境で育った一卵性双生児が、一緒に育った一卵性双生児と、同じように似る事があり得るのかという疑問の答えを導き出しました。

 この続きは、また日程。