発見の真の航海は、新しい風景を探すことではなく、新しい目を持つことであるin青森2

 

 

 

41巻-395話 オハラ VS 世界政府 (ロビンの過去-5) - ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

 

 

 2021年5月26日UNESCO(ユネスコ)の諮問機関から、日本の文化庁に対し「北海道・北東北の縄文遺跡群は、世界遺産への記載が適当」という評価結果が通知されました。

 そして、同年7月に開催された世界遺産委員会での決議を経て「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、正式に世界遺産に登録されました。

 

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」とは、北海道・東北地方北部の縄文遺跡群の総称です。

 とりわけ、青森県にある「三内丸山遺跡」は、縄文時代の遺跡で最大の規模を誇り、縄文時代の人々の暮らしを、現代を生きる私達に伝える重要な遺跡です。

 

 

41巻-395話 オハラ VS 世界政府 (ロビンの過去-5) - ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

 

 縄文時代を生きた人々は、世界最古の土器を作っていました。

 「縄文」という名前は、彼ら彼女らが作った土器の表面の「縄の模様」を指しています。

 

 彼ら彼女らは、紀元前14,000年頃(現在より16,000年前)、日本各地で土器を作り始めました。

 縄文時代を生きた彼ら彼女らが作った土器には、非常に装飾に富み、驚く程現代的な物も、存在しています。

 このような土器が、非常に特徴的な為、紀元前13,000年~紀元前300年頃までの時代を「縄文時代」と呼ばれています。

 

41巻-395話 オハラ VS 世界政府 (ロビンの過去-5) - ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

 

 

 約10,000年続いた「縄文時代」について、学ぶ事が出来る最も優れた場所が、青森県にある「三内丸山遺跡」です。

 

  ☆縄文時代前期:紀元前3,900年前(現在より4,100年前)

  ★縄文時代中期:紀元前2,200年前(現在より2,400年前)

 

 「三内丸山遺跡」は、約1,700年続いた「縄文時代最大の遺跡」です。

 その広さは、42万平方mにもなり、東京ドーム9個分にもなります。

 

ニコ・オルビア(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

 

 「三内丸山遺跡」の凄い所は、下記の3つです。

 

  ①日本を代表する大規模場縄文集落と高度な建築技術

  ②食料生産の基盤と豊かな生活

  ③広範な交易ネットワークと社会交流

 

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  ♦日本を代表する大規模な縄文集落と高度な建築技術
 
 
 「三内丸山遺跡」は最盛期には数百人が生活した巨大な集落です。
 
 竪穴住居の中には、幅10m以上の大型のものが、いくつも出土しており、当時の技術レベルの高さを示しています。
 
 最大のものは、長さ32m、幅10mにも及んでいます。
 
 
 三内丸山遺跡」の写真素材 | 249件の無料イラスト画像 | Adobe Stock
 
 
 その中でも特筆すべきは、地面に穴を掘って立てた建築物(六本柱建物)です。
 
 
  ★柱穴:直径2m
  ☆深さ:2m
  ★6本の柱は、4,2mの等間隔に建てられている
 
 
 これらの証拠から「三内丸山遺跡」の時代には、すでに測量の技術が確立していた事が、推測出来ます。
 
 
 
 
 
  ♦食料生産の基盤と豊かな生活
 
 
 「三内丸山遺跡」からは、クリの栽培跡や、大量の木の実、魚、獣の骨等が出土しており、縄文人が大規模な食料生産を行っていたことがわかります。
 
 また、木製の櫛や縄文ポシェットなど、当時の豊かな生活を示す遺物が、見つかっています。
 
 
三内丸山(6)クマ | まるごと青森
 
 遺跡からは大量のクリをはじめとする木の実や魚、獣の骨などが出土しており、当時の食生活や食料調達技術の高さがわかります。
 
 また「三内丸山遺跡」から出土した豆・ヒョウタン・ごぼう等をDNA分析した結果、これらは栽培されたものである事が、判明しました。
 
 さらに祭祀に使われたと考えられる土偶・ヒスイ・小型土器のほか、土器・石器・木製品などが多数出土しています。
 これらの事から、縄文人が高度な技術を持ち、豊かな生活を営んでいたことがわかります。
 
 
 
 
 
  ♦広範な交易ネットワークと社会交流
 
 
 北海道など遠方の集落との交流を示す遺物や、土器などが多数出土しており、縄文時代には大規模な交易ネットワークが形成されていたことを物語っています。
 
  ★十勝(北海道)佐渡(新潟県)産の黒曜石を用いた石鏃(せきぞく)
  ☆糸魚川(新潟県)産のヒスイ製玉類
  ★久慈(岩手県)産の琥珀
 
 
 「三内丸山遺跡」からは、遠方の集落からの遺物も、多数出土されています。
 
 この事から「三内丸山遺跡」」を中心とした広範な、交易圏が存在していた事が、推測出来ます。
 
 
ニコ・オルビア - ONE PIECEなんでも一覧-最新話ネタバレ考察&伏線解説
 
 
 
 「三内丸山遺跡」の調査と発見により、これまで原始的とされてきた「縄文時代」の常識が、大きく覆されてきました。
 
 私達が、子どもの頃に常識とされてきた日本の歴史は、現代は違ったものになっています。
 
 
 是非、現地を訪れ、その時代を生きた人々の、空気に触れてみる事を、お勧めします。
 
 
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