自分で自分の感情を否定するのは、めちゃくちゃしんどいよなー謝罪編ー2

 

 

 

  …「そっか!イライラしてんのか。」…

 

  …「なんで。」…

 

  …「イライラするって不快だもんな。怒るって体力使うもんな!!」…

 

  …「ああもぉ」…

 

  …「おう!どんどん怒れ!!」…

 

WIND BREAKER | 第24巻186話『激昂』ネタバレ

 

 

 

  …「は?」…

 

  …「思う存分怒っていい。でも、傷つけるのは無しな?」…

 

  …「な‥なに言って」「頭にくることがあったら、怒っていいんだ。」…

 

 

  『WIND BREAKER』ことはと梅宮の物語です。

 

 

 

 

 

  ♦謝る事は、負ける事ではない

 

 

  中年の世代(40代後半~60代)

 

 

 中年の世代は、最も謝罪をしない人が多い世代です。

 

 

  ★昭和の価値観により、年齢的により役職が上がるという世代

 

  ☆「責任=評価・処分」に直結するという社会の価値観の中で育ってきた世代

 

  ★「謝罪=敗北」という昭和的価値観の中で生きてきた世代

 

 

 

 中年の世代は、住宅ローン・子どもの教育費・老後資金等を背負っている事が多いです。

 

 その為、謝罪=敗北=生活基盤への脅威という②価値観が出来上がり、大きな出来事だけではなく、小さな出来事に対しても、謝罪をしない、否、謝罪が出来ないという②価値観を持っている人が多いです。

 

 

 

 また、中年世代の認知構造として「謝罪」と「責任」が分離出来ていないというものがあります。

 

 本来は分離するべきであるはずの「感情的謝罪」と「法的責任」が、一体化してしまっているという②価値観を持つ人が多い世代でもあります。

 

 

 その為、明らかに「謝罪」すべき場面でも「謝罪」を回避する人が多いです。

 

 

 

 

 

 

  …「自分で自分の感情を否定するのは、めちゃくちゃしんどいよな。」…

 

  …「本当はイライラしてるのに、怒っちゃいけないと思うとか、本当は寂しいのに寂しいと思っちゃいけないとか。」…

 

 

ウインドブレーカー 186話 | TikTok

 

 

  …「でもな、そうやって蓋をして溜め続けると、いずれその感情が自分を壊しちまう。」…

 

  …「だからな、泣いたっていい。全部吐き出しちまえ。オレが、受け止める。」…

 

 

  『WIND BREAKER』ことはと梅宮の物語です。

 

 

 

 

 

  ♦謝罪とは、行為の誤りを認め・関係を修復する為の柔軟な行動である

 

 

 他にも中年世代が、謝罪出来ない理由があります。

 

 それが、①アイデンティティの固定化と②感情言語の不足です。

 

 

 

  ①アイデンティティの固定化

 

 

 アイデンティティの固定化とは「自分とは何者か」=「長年培ってきた役割・体験・評価」が強固に結びつき、修正が効かなくなった状態をいいます。

 

 中年期は、仕事・家庭内の役割・社会的評価等が、ほぼ完成する時期でもあります。

 

 その為、新しい事に挑戦する等をしていかないと、中年期の人は「私は〇〇という人間だ」という自己定義が、固定化されてしまいます。

 

 

 

 本来、謝罪は「行為の誤りを認める」「関係を修復する」為の柔軟な行動です。

 

 しかし、アイデンティティが固定化されると、謝罪=「私は間違える人間だ」「今まで築いてきた自分が崩れる」等という直結回路が出来上がってしまいます。

 

 

 ここでの、直結回路とは、行為と存在が切り離せない事をいいます。

 

 読み進めて頂き、おわかりのように、上記の中年世代の価値観は、現代では通用しなくなっています。

 

 

  ーでは、どうすればいいのか?ー

 

 

 

 

 

 

 

 

  …「‥許せない。いつも散々、私を振り回し続ける母親も、優しい顔して近づいて私を傷つけていく大人も、みんな許せない。」…

 

  …「そんなこと思っちゃいけないって、わかってる!!でも、思えば思うほど、苦しくなる。」…

 

 

Wind Breaker Chapter 186 Sub Indo | TikTok

 

 

  …「許したいと、思ってるのか?」…

 

  …「だって、みんなが言うじゃん。」…「お母さんだって大変なのよ。謝ってもくれてるじゃない。」「せっかく面倒みてもらってたんだろ。それくらいさ。」…

 

 

  …「許してあげなよって。」…

 

 

  『WIND BREAKER』ことはと梅宮の物語です。

 

 

 

 

  ♦自信のない人間程、謝る事が出来ない

 

 

 アイデンティティが脅かされると、人は、下記のような言動をします。

 

 

   ★否認:「自分は悪くない」

 

   ☆正当化:「仕方なかった」

 

   ★投影:「相手が悪い」

 

   ☆攻撃:「文句を言うな」

 

 

 

 これは性格の問題だけではなく、自己同一性を守る為の心理的防衛です。

 

 このように捉えると、謝罪が出来ないのは、守るものが多い為という仮説を立てる事が出来ます。

 

 

 

 

 謝罪を引き出す・謝罪が出来るような価値観を手に入れる為には「あなたという人」と「今回の行為」を切り離す事が大切です。

 

 

 

  ☆「これまで積み上げてきた事を、否定はしません。」

 

  ★「今回は、この部分のみの話です。」

 

  ☆「判断全体ではなく、この部分だけを整理したい。」

 

 

 

 これからの未来は、80歳・90歳まで仕事をする事が当たり前の時代が訪れます。

 

 その為、若い世代が中年世代を、仕事において導く立場になる事も、これまで以上に当たり前の時代になっていきます。

 

 

 私自身は、これまでも、これからも、人を年齢で見た事はありません。

 

 この②価値観により、苦労した事も、得した事もありますが、私にとっては、現代は生きやすい時代になってきています。

 

 

 

 謝罪は、自己定義の破壊ではなく、微調整なのです。

 

 

 

 中年世代が謝罪が出来ない本質は「謝らない」のではなく「謝ると自分が壊れてしまう」と無意識に感じている事にあります。

 

 アイデンティティが固定化している人程、謝罪は、危機になるのです。

 

 

 

 この続きは、また日程。