「殺連をのっとれば、実質政府の実験を握れるということだな。」
「でも、現状の仕組みで、うまく回ってんだろ。お前は、そのバランスを壊して、なにがして~んだ?」
「何もしない。ただ壊すだけ。直すのは、国民。」
『SAKAMOTODAYS』ハルマ・キャロライナ・X(スラ―)の会話です。
♦ネアンデルタール人は、生きている
人類学は、大当たりの時代を迎えています。
古代の人骨のDNAを詳細に調べる事が可能になった為、人類の起源と拡散について、これまでわからなかった未知の事実が明らかになり、さらに、詳細な情報も次々と判明していきています。
これまでの人類学は、古い骨を調べて、似ている・似ていないという類推しか調べる事が出来ませんでした。
現代を生きる私達に、ネアンデルタール人のDNAが入っている事を突き止めた、マックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ぺーボは、2022年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
日本人は、ネアンデルタール人のDNAを、1~3%程度持っている事が、判明しています。
コロナウイルス感染症が重症化しやすいタイプの形質は、ネアンデルタール人から受け継いだ遺伝子に、由来している事もわかりました。
これは、コロナウイルス感染症に罹患しても、重症化する人と重症化しない人がいる事に対する問いに対する大きな手掛かりとなります。
絶命という言葉の定義によりますが、遺伝子が現在まで残っているという意味では、ネアンデルタール人は、絶滅していません。
現代を生きる私達に残るネアンデルタール人の遺伝子を全て集めると、ネアンデルタール人の全ゲノム(生物が持つ全ての遺伝情報)の30~70%程になると、試算されています。
「日本には、殺し屋が存在します。」
「我々殺し屋は、今まで語られぬ正義のために血を流し、暗躍してきました。裏社会で、秩序を保ってきました。」
「しかし、あなた方は、本当に守られるべき存在なのか?命をかけるに値する存在なのか?私は、分からなくなりました。」
「優しい人が、優しいままでいられる世界。それを目指した時期もありましたが、ある根本的なことに気づいたのです。」
「善良な人間なんていうのは、社会の仕組みに甘やかされた幻想に過ぎない。人間の本性は、暴力です。その証明を、あなた方に委ねることにする。」
「人は、人生で平均3回。本気で人を殺したいと思うらしい。」
「全国民一人ずつに、銃と弾丸を支給します。弾数は、3発。その3発は、どう使っても、罪には問われません。」
『SAKAMOTODAYS』Xの所信表明演説です。
♦私達は、姿形がわかっていない未知の人類の遺伝子を引き継いでいる
ロシアのデニソワ洞窟で発見された骨からは、ホモサピエンスともネアンデルタール人とも、明らかに異なる人類が見つかっています。
近年の研究により、このデニソワ人のDNAは、アジアの人々にのみ残されている事が、判明しました。
見つかっているデニソワ人の骨は、一片だけの為、その姿形は、明らかになっていません。
現代においても、デニソワ人は、昔そういう人類がいたらしいという物語のような話になっています。
さらに、現代を生きる私達のDNAを調べていくと、他にも、未知の人類由来の遺伝子を持つ人がいる事が、わかっています。
これは、私達人類が、どのように進化してきたのかという根源的な部分が、揺らぐような話です。
あなたと、私の遺伝子は、どの程度同じだと思いますか?
驚く事に、あなたと、私の遺伝子は、99,9%まで同じです。
残り0,1%に、多様性があるのです。
この違いが生まれる理由は、親から子へ遺伝的特徴が伝わる時に起きる突然変異です。
同じ変異がある遺伝子のグループは、同じルーツがある事が、わかります。
遺伝子の変異を追うと、現代を生きる私達と、古代を生きていた未知の人類との違いが、どの時点で生じたのか、どこが違うのか、ある集団から別の集団が枝分かれした時期はいつなのか等を分析する事が出来ます。
「X、YouTubeの生放送から、コメントが8千件きてるが。」
「いくつか答えよう。晶、日本のだけ抜粋してくれ。」
「@パーティでぶさんさん、テロに関係のない市民を巻き添えにしてひどいよぉ!」
「無関係な人間など存在しません。この国のシステムの中で、生きてきた時点で、あなた方は間接的にすべてに加担しています。」
「@キルベイベーさん、ルールが理解できねェ!」
「知能弱者は、何も理解する必要はない。」
『SAKAMOTODAYS』京とXの会話、そしてXによるYouTube質疑応答です。
現代を生きる私達ホモサピエンスの遺伝子を調べると、7万年前に1度、遺伝的多様性が非常に小さくなった事が、わかります。
この時期は、インドネシアの火山噴火により、地球全体が寒冷化した時期で、ホモサピエンスは、危うく絶滅する所でした。
このような経験を経たり、他の人類とも交雑をしたりして、ホモサピエンスは、現在の姿になっていきました。
他の可能性もあった中で、様々な理由と偶然が重なり、現在の方向に進化してきました。
これは人類に限らず、あらゆる生物に共通します。
日本人の起源についても、わかってきています。
この続きは、また後程。