超田沼意次ー二千年後の君へ27

 

 

 「儂は、街道や港は、城の普請(ふしん)の後で良いのではないかと言った。」

 「しかし、源内は、まず民が使うものを先に整えるべき、何より民が富む仕掛けを作る。さすれば、自ずと田沼は富むと。」

 

大河べらぼう】平賀源内 役・安田顕インタビュー「源内を演じて ...

 

 「この相良は、儂と源内が、思い描いた通りの国になった。」

 

  大河ドラマ『べらぼう』田沼意次の物語です。

 

 

 

  ♦足軽の家に生まれた男が、江戸幕府で最も権力を握る存在に、登り詰める

 

 田沼意次は、足軽の家に、生まれました。

 足軽とは、武家であるものの、普段は雑務のような仕事をこなし、戦時には兵卒となって戦う身分の者です。

 

 戦時には、兵卒として戦うとっても、足軽は、歩兵として戦う役割です。

 江戸時代においては、武士の中で、最も身分の低い階級とされていました。

 

  ★600石

  ☆57,000石

 

 意次が生まれた家の所領は、600石でした。

 「石(ごく)」とは、1年間の米の生産高を表す単位です。

 

  ☆1石=300,000円(30万円)

 

 現在の貨幣価値において表すと、1石=30万円となります。

 その為、600石=180,000,000円(1億8千万円)となります。

 

 1億8千万円というと高額な気がしますが、街を治める自治体として考えると、この金額は極めて低いものになります。

 

  ★22,800,000,000(228億円)

 

 意次が所領を与えられた静岡県牧之原市(旧相良町)の、令和5年の歳入です。

 現在人口40,000人(4万人)の牧之原市と比較しても、意次の石高が、低かった事が、理解出来ます。

 余談ですが、牧之原市の歳出が218億円である為、牧之原市は1年で10億円もの利益を出している事になります。

 

 

 

 「わたしは、牧之原翔子です。牧之原サービスエリアの牧之原に、大空を翔ける子の翔子。少年の名前は?」

 

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  『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見る』牧之原翔子の言葉です。

 

 

  ♦9代将軍・10代将軍に重用され続ける

 

 意次は、郡上一揆を治める等の功績により、40歳の時に、江戸幕府において「側用人」という役職に就きます。

 「側用人」とは、幕府政治の裏の顔である将軍の相談役という立場です。

 大河ドラマ等において、将軍と2人で話す姿等をよく見かけますが、これが「側用人」の仕事です。

 

  1760年:9代将軍徳川家重引退

 

 意次を重用した家重が、引退する事で、意次の出世街道は、閉ざされると思われました。

 しかし、意次を重用した9代将軍家重が引退をした後も、意次は、10代将軍徳川家治にも、重用されます。

 

 …意次は、またうどである。意次を召しつかうように…

 

 その理由は、家重が遺言において、上記の内容を記していた為です。

 

 「またうど」とは、正直者という意味です。

 

 では、意次の行った経済政策とは、どのようなものなのでしょうか?

 

 

 

 

 「ちゃんと認めてあげないと駄目ですよ。咲太君の中にある、未来を拒んだ弱い自分を。」

 「その弱さを信じることが、今を、未来だと認める第一歩なんです。」

 

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  『青春ブタ野郎は、バニーガール先輩の夢を見ない』牧之原翔子の言葉です。

 

 

 

  ♦意次の政治が続けば、明治維新はもっと早く訪れた

 

  ①貨幣制度改革

  ②株仲間の創設

 

 意次の実施した経済政策は、上記の2つになります。

 

 ①貨幣制度改革においては、意次は「小判1枚は、銀貨8枚と交換出来る」という貨幣のルールを定めます。

 これは、現在に置き換えると、小判=お札・銀貨=硬化と捉える事が出来ます。

 

 この背景には、当時の複雑で曖昧な貨幣ルールがありました。

 

  ☆江戸→金

  ★大阪→銀

 

 当時は、江戸と大阪では、取り扱う貨幣が、異なっていたのです。

 その為、江戸と大阪で商いをする場合には、両替商を介さなければ、商売が出来ないというシステムになっていました。

 

 意次は、これが、商いの妨げになっていると考えました。

 その為「小判1枚は、銀貨8枚と交換出来る」という全国共通の貨幣のルールを定める事で、両替商を介さずとも、商いが出来るシステムを作り、商いの活性化を図りました。

 

 

 

 ②株仲間の創設は、ある分野の独占権を与える代わりに、税金を治めさせる制度です。

 

  ☆運上=税金

  ★冥加=上納金

 

 意次は、独占権と等価交換という形で、江戸幕府にお金を入れるシステムを、株仲間により、創設したのです。

 

 

 意次は、これまでの「重農主義」から「重商主義」に、経済政策を大きく転換させようとしました。

 これまでの「重農主義」では、米の価格が傾くと、江戸幕府の財政もすぐに傾きました。

 

 その為、米以外の収入を作り出す事で、米だけに左右されない江戸幕府の財政を、作ろうとしたのです。

 

 

 

 「咲太君、人ってどうして、色々な出来事を忘れるんだと思いますか?」

 「きっと、辛い記憶が永遠に続くことに耐えられないから、人は、忘れるんです。」

 

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  『青春ブタ野郎は、バニーガール先輩の夢を見ない』牧之原翔子の言葉です。

 

 

 

 しかし、意次の経済政策は、当時の人々に理解されませんでした。

 これに加え、江戸幕府の中で、出世街道をひた走り、権力を握る意次に、譜代大名達の怒り・恨み・妬みが、溜まっていきます。

 

 そのような中で、あの事件が、起こります。

 この続きは、また後程。