通勤時間と幸福度

 私が初めて東京に来た時、右も左もわからない中、練馬に住み始めました。

 東京の家賃の高さに驚くとともに、予想はしていたものの、通勤の混雑振りに面を食らったことを覚えています。

 その時の通勤時間が、1時間程だったと記憶していますが、首都圏に通勤する会社員の通勤時間も1時間です。

 通勤時間が20分を超えると、身体的にも、精神的にも、ストレスを感じ、仕事に対するモチベーションが低下します。

 たしかに、満員電車の中、通勤をしていたら、それだけでモチベーションや意志力は減少します。モチベーションも意志力も無限にあるものではなく、有限です。

 仮に100のモチベーションや意志力があったとしても、通勤で50使用しては、残り50のモチベーションや意志力しかなくなってしまいます。それでは、良い仕事が出来る可能性が半分に低下してしまいます。

 他にも、通勤に1時間掛かる人が、職場に歩いて通える人と同程度の満足度を得る為には、その人より、40%多くの収入を得なくてはなりません。

 また、通勤時間が20分増えた場合の幸福度の低下を相殺するには、収入を3分の1増やす必要があります。

 さらに、通勤時間が45分以上の人は、そうでない人と比較し、離職率が40%高くなります。

 これらのデータから、通勤時間と幸福度は、想像以上に相関性が高いことを知ることが出来ます。

 家賃が少々高くても、部屋が狭くなろうとも、職場に電車を使用せずに、通勤が出来る場所に住むことが、幸福度を上げてくれます。