銀行

 幕末維新の物語が語れらる場合、幕府が滅びおしまい、戊辰戦争が終わっておしまい、あるいは西南戦争で西郷が死んでおしまいということになりがちです。  しかし、新政府の樹立は始まりに過ぎません。  ここから近代国家としての日本の新たな物語が始まります。  銀行も日本の近代国家により、生まれた産業の1つです。  産業の発展には経済の潤滑油である金融が不可欠です。  金融の発達も殖産興業に重要であるにも関わらず、日本にはまだ近代的な銀行がありませんでした。  このため、アメリカの「ナショナルバンク」を参考に1872年国立銀行条例が作られ、翌年第一国立銀行が作られました。  第一国立銀行は、三井・小野組・島田組の連合で造られた銀行であり、渋沢栄一が頭取となりました。  第一国立銀行は、現在のみずほ銀行に連なります。  この銀行発症の地は、中央区日本橋1丁目にあり、現在みずほ銀行兜町支店となっています。  銀行のビジネスモデルには疑問を感じる部分が多々ありますが、日本の近代国家に貢献したことは間違いがありません。