「‥稲荷崎(ウチ)の大将は、チームのスローガン(思い出なんかいらん)があんま好きやない言うとった。俺は好きやけど、今はちょびっとわかる気ィもする。バレーボールの思い出なんか1個もない。ぜんぶここにあんねん。全部。俺の筋肉や。」
『ハイキュー』宮侑の言葉です。
8月11日メッシのパリ移籍が発表されました。
8月6日バルサ退団が決定した時にも、記載しましたが、メッシには有終の美を飾るのではなく、王者を獲りにいってほしいです。
マドリーのカピタンとバルサの伝説が、同じチームになる日がくるとは、想像していませんでした。
フットボールの世界においても私は妄想を膨らませるがことが好きですが、メッシがアルゼンチン代表ではなく、スペイン代表を選択したら、どうなっていただろうとよく妄想していたことがあります。
その時のスペイン代表のカピタンは、勿論ラモスです。そんな妄想が時を経て、現実のものになろうとしています。
私は、常にベストイレブンを頭の中で描いています。
現在のベストイレブンの中の5人、ナバス、ラモス、マルキーニョス、ヴェラッティ、メッシが同じチームになったことは、嬉しいことであると同時に、私の頭の中のチームは成功出来るのかという謎のプレッシャーも感じています。
現代フットボールにおいて、メッシとネイマールという2人の王様がいて、王者を獲ることが出来るのか、疑問は残りますが、フットボールファンとして楽しみです。
ただ、マドリーの銀河系軍団の時もそうでしたが、ビッグネームばかりを揃えても、勝ち、時代を作ることが出来ない所がフットボールの奥深い所です。
昨年、私が最も多く試合を観たチームは、パリでした。
パリの試合を観るのはもちろん、ほぼ1人実況で毎シーズンリーグアンを伝えきる西さんの声を聞くことも、私の習慣となっていました。
チャンピオンズリーグやダイジェストのような点だけではなく、リーグ戦を含めた線で観ないことには、チームや監督、組織の評価をすることは出来ません。
これだけ話題性のあるパリを含めたリーグアンですが、DAZNが撤退した為、日本から観ることが現在、困難な状態にあります。
EUROを制したイタリアのリーグ、セリエAも現在、DAZNでの放映が発表されておらず、観ることが出来ない可能性が高いです。
このことからも、日本のフットボールの未来が危ぶまれます。
昨年のチャンピオンズリーグ撤退に続き、今年リーグアン、セリエA撤退が続くのであれば、本気で海外移住を考えてしまいます。
私には勝手にフットボール界No1の選手を見届ける責任があると感じています。
勝手に人生の半分以上、画面の向こうにメッシがいる生活が習慣になっています。
「世界一の奴らかて同じことをずーっとやっとったら、すぐ世界一から引きずり下ろされんねん。日本一にもなってへん俺らが去年を、昨日を守って明日何になれる?何かひとつでいい。今日挑戦しいや。」
「今日何をする?」
「思い出なんかいらん」
稲荷崎高校のコンセプト通り、メッシには有終の美ではなく、最後まで王者を獲りにいってほしいと願っています。