メイヤーソンとスキャナーの研究によると、オリジナルな人が成功するには、節度のある過激派になることが必要であるという結論が出ています。
成功を収めるオリジナルな人は、伝統とはかけ離れた価値観や、反抗的な思考を持っています。
しかし、その価値観や思考を、そのまま大衆に働きかけても、危険な人物とみなされ、そのオリジナルな価値観や思考が、認められることは困難になります。
その時に、必要となるのが大衆の心に響くように紹介していく技術です。
これは私自身も仕事で活用している技術ですが「なぜ」から「どのように」へ焦点を移すと、過激さが和らぎます。
私自身中学生の時、質問が多いと指摘され、それ以降話し方について考えるようになりました。私としては、その時の相手の気持ちを知りたかった為、質問をしており、その思考は現在でも間違いではないと思っていますが、聞く相手によっては、不快に感じることもあるのだということを中学生の時に学べたことは、大きな収穫でした。
たとえば、私は仕事柄、虐待やいじめ、毒親等、子ども時代に嫌な経験をされた方と会話をする機会があります。
その時に「なぜ、そのようになったのでしょうか?」等と質問をすると、対象者は親やいじめた人に対しての嫌な印象を語り出し、感情的に他者、もしくは自分を責めるような返答を続けます。
これに対し「どのように、その状況を乗り越えたのでしょうか?」等と「どのように」へ焦点を移すと、過激さが和らぎ、感情的ではなく、困難をどのように乗り越えたかのような事柄に意識が向くようになります。
他にも、極端な政治思考を持つような人へ政策を支持する理由を説明してもらうと、自説を力強く主張する傾向にあります。この自説は、感情的な自説であることが多いです。
これに対し「その政策は、どのように役立っていますか?」と質問をすると、態度が和らぎます。
全ての人がそうではありませんが「どのように」と考えることで、自分達の知識の穴と向き合う必要が生じ、過激な見方は現実的ではない部分であると気付くきっかけとなることもあります。
オリジナルは人が、その主張を実現しようとすると時には、本当のビジョンを隠すと、自らの鋭利な部分を抑えることが出来、それはその主張の実現を叶えることが出来る可能性を高めてくれます。