コンセプトの戦い

 先日小学生がサッカーの試合をしている横を通りました。  その時指導者が「絶対勝たなくてはいけない。」と熱く語っていました。  私は、小学生・中学生・高校生等の学生は絶対勝つ必要はないのではないかと考えています。  もちろん、勝負は勝った方が楽しいし、勝者が称えられます。  しかし、その試合に勝ったからといって彼らの将来が変わる可能性は極めて低いです。  それならば、子どもに対しては勝敗よりもチームのコンセプトを大切した方が有益なのではないでしょうか。   たとえば、バルセロナといえばパスを繋ぐことを大切にするというチームのコンセプトがフットボールファンであれば誰もが共通理解できます。  そのため、バルサの選手達はチームのコンセプトの中で自らの武器を磨き、世界中に活躍の場を求めていきます。  これが、たとえば東京のチームであるFC東京やヴェルディのコンセプトを問われても私にはわかりません。  1試合1試合勝つためだけに戦っているだけのような気がします。もちろん、プロの世界においてはそれも戦い方です。  しかし、小学生等の子どもに勝利だけを求めてはリスク回避のサッカーになってしまいます。  これではたとえその試合に勝利したとしても、今日の成長は何もありません。  大事なのは「今日新しいことにチャレンジする。」ことなのに勝利だけを求められたら新しいことに挑戦できません。  新しいことに挑戦できる土台作りのためにも、「チームのコンセプト」をどのチームも考えるべきです。  日本の小学生・中学生・高校生のサッカーの試合がコンセプトの戦いとなった時、日本のフットボールは進化できると感じます。